皆さんがリラックスや香りを楽しみたいときに飲んでいるハーブティー。
ハーブティーも様々な種類があり、香りや味もそれぞれ違いますよね。
今その中に、リラックス効果だけではなく、驚く効能があるハーブティーを皆様ご存知でしょうか。
インドでは、不老不死の薬とも呼ばれている「ホーリーバジル」別名トゥルーシー。
このハーブでつくられたホーリーバジルティーを紹介します。
目次
ホーリーバジルとは
- 植物名 : ホーリーバジル、トゥルーシー
- 学名 : Ocimum tenuiflorum、Ocimum sanctum
- 英名 : Holy basil、Tulsi
- 科名 : シソ科
- 原産地 : 熱帯地区(インド、ネパール、オーストラリア)
- 主要成分: オイゲノール、ウルソール酸 、ロズマリン酸、カルバクロール
ハーブの一種で、バジルと同じ分類です。
熱帯地域で栽培されていて、大きいものですと60㎝くらいまで育ち、紫色の可愛い花を咲かせます。
インドのアユールヴェーダでは5,000年も前から使用されていて、ヒンドゥー教では神に捧げる植物とされていて、花言葉は「神聖」だそうです。
神の化身とも呼ばれ、魔除けの効果もある伝えられています。
ですからインドではどこの家庭の庭でも栽培されていて、日常的に使われているそうです。
インドでの使い方は様々で、薬のようにすりつぶしてケガや虫刺されに塗る場合もあれば、生のまま口にする事もあります。
治療目的で「薬」として使われていることもあり、医師や健康を気にしている方が大注目している人気のハーブなのです。
味に癖がなく、ガパオなどの料理にも用いられることがあり、乾燥させハーブティーとしてもいただけます。
ホーリーバジルどんな香りがするのか
葉にとてもいい香りがあり、ミントのような香りとスパイシーな香りがします。
この香りの成分にはリラックス効果もあるので、アロマテラピーやアユールヴェーダのマッサージなどにも幅広く使用されています。
ホーリーバジルはアダプトゲン
「アダプトゲン」とは
- 1.摂取しても無害で、副作用がない
- 2.ストレスに対し抵抗力を高める
- 3.身体の機能を正常に戻す
この3つが備わっています。
ホルモンや免疫のバランスを保ち、正常化してくれる「万能薬」です。
ホーリーバジルはその三つを兼ね揃えているアダプトゲンなのです。
ホーリーバジルティー
今、健康志向の方がこぞって愛飲しているホーリーバジルのハーブティー、癖がないのでハーブティーが苦手な方でも飲みやすいのが特徴です。
ホーリーバジルでつくられていますので、リラックス効果はもちろんですがその他にも様々な効果効能があり、これを飲むだけで不調が改善されたりと、良いこと尽くしのハーブティーです。
ホーリーバジルティーの効果効能5選
ホーリーバジルティーに含まれる成分
■オイゲノール(抗菌作用、抗ウイルス作用、鎮痛作用、抗ヒスタミン作用、虫よけ効果)
■ウルソール酸(コラーゲン線維束改善)
■ロズマリン酸(抗アレルギー作用、抗酸化作用、脳神経に効果)
■カルバクロール(精油)
これらの成分による効果・効能を見ていきましょう。
免疫力アップ・健康効果
ホーリーバジルに含まれる成分の中には、「抗菌作用」、「抗ウイルス作用」がとても強いものがあり、風邪や病気に負けない、免疫力の強い体を作ってくれます。
アレルギー症状の抑制にも効果があり、更に、動脈硬化予防や認知症などの予防にもなるといわれています。
抗菌作用と鎮痛作用があり、虫歯菌の増殖にも効果があります。
女性の悩みである生理痛や生理不順、更年期障害にもおすすめです。
デトックス・ダイエット効果
消化器官の働きを活発にし、新陳代謝を上げてくれ、脂肪を減少させます。
筋肉を残しながら、中性脂肪値を下げてくれるのでダイエットや減量をされる方にとってとても効果的な成分が含まれています。
更に、デトックス作用で便秘改善や浮腫みの解消にも効果が期待でき、このデトックス作用では、自然と身体にため込んでいる水銀などの異物までも排泄してくれるのです。
美肌・アンチエイジング効果
ホーリーバジルに含まれるウルソール酸には、コラーゲンを復活させる作用があります。
老化とともに減少し、紫外線に破壊されたコラーゲン繊維束を改善させ、深く刻まれたシワやほうれい線にまで効果があるとされています。
抗酸化作用で年齢とともに酸化(老化)した肌にも効果が期待でき、若返りホルモン(DHEA)を活性化させてくれます。
ストレスの緩和
リラックス効果が期待でき、精神疲労や、ストレスへの抵抗力を高めてくれるのでストレス解消法が分からない方へ是非おすすめしたいハーブティーです。
倦怠感や疲労感の緩和にも効果が期待できます。
内臓機能アップ
肝臓を保護し、酸化防止してくれます。
胃炎や呼吸器の疾患にも効果があり、消化促進効果もあります。
血糖値や血圧を下げてくれるともいわれています。
ホーリーバジルティーのすごい効果や効能が分かったところで、次はホーリーバジルティーの飲み方の紹介をしたいと思います。
ホーリーバジルティー通常の飲み方
他のハーブティーと同様、ドライハーブをポットにティースプーン山盛り二杯程度入れます。
95度くらいのお湯を注ぎ、すぐに蓋をし、3分ほど蒸らしてからいただきます。
蒸らすことにより、有効成分が抽出されますので蒸らしはとても大切な時間です。
硬い部分が多い場合などは5分ほど蒸らしますが、長時間蒸らしすぎてしまいますと、苦みやえぐみが出てきてしまいますので蒸らし時間には注意しましょう。
カップに注ぐ際はティーポットを揺らして濃度を均一にしてから注ぎます。
この時、目の細かい茶こしで小さい葉などは取り除いてあげると良いでしょう。
そしてホリーバジルの香りを沢山楽しみ、リラックスした時間を過ごしてくださいね!
たくさん作った時は常温、または冷蔵庫での保管をおすすめしますが、8時間位には必ず飲み切ってしまいましょう。
ですがハーブティーは、淹れる時の香りが一番の楽しみですよね。
他のハーブティーとのブレンドを楽しむ
お茶の匂いがあまり好きではない方や、味に飽きてしまって方は、ほかのハーブティーとブレンドして飲むこともまた、楽しみの一つになります。
好きなハーブティーとオリジナルブレンドティーを作ってみてはいかがでしょうか。
ホーリーバジルの香りは独特ですので、少量からのブレンドをおすすめします。
ホーリーバジルの育て方
ホーリーバジルは、虫よけなどにも効果があり、庭先に植えているだけで蚊やGを寄せ付けないといわれています。
ナチュラル志向のアロマ虫よけスプレーなどにもつかわれます。
更に、虫刺されに塗ると腫れや痒みの解消にもなります。
周りの空気も清浄に保ってくれ、お料理にも幅広く使えるバジルなので、家庭菜園などに興味がある方は自宅で育ててみてください。
ホーリーバジル情報
- 分類 : ハーブ
- 草丈 : 最大60㎝程度
- 耐寒性 : 弱い
- 耐暑性 : 強め
- 花の色 : 紫
- 開花時期: 6月~8月
熱帯地区のものなので当然寒さに弱いので気を付けてください。
一年草ですが発芽率が高いのが特徴です。
ホーリーバジルは水をとても好みますので、水やりは土が乾いてきたらすぐにあげて下さい。
種蒔きの時期から開花まで
- 種まき : 3月~5月
- 植え付け : 4月~6月
- 植え替え : 4月~6月(植え付けと同時期)
- 剪定 : 5月~6月
- 肥料 : 6月~(必要なければ肥料なしでもよい)
- 開花時期 : 6月~8月
まとめ
驚くほどの効果や効能があるホーリーバジルティー、「健康や老化を気にしている方」「ダイエットやトレーニングをしている方」「風邪をひきやすく困っている方」「アレルギーを抑えたい」このような方は、ぜひお試しになってみてはいかがでしょうか!
天然のハーブで健康生活を送りましょう。