この季節、お肌の乾燥でお悩みの方は多いはず。
保湿しているつもりケアで、お肌は水分を失っていきます。
間違った習慣やスキンケアを見直し、潤いのあるお肌を取り戻しましょう!
目次
乾燥したお肌の状態
お肌が乾燥するのは冬だけではありません。
実は一年中乾燥からお肌を守ってあげる必要があるのです。
乾燥したお肌の状態から見ていきましょう。
お肌の構造を知っておきましょう
この図の一番上にある「角質層」はわずか0.02㎜ですが、水分と柔軟性を保つというとても大切な役割をしています。
保湿機能で保湿し、バリア機能で外的刺激からお肌を守る働きをしているのです。
この角質層が不調をきたすと、外的刺激から肌を守ることが困難になり、乾燥し、アレルギー物質やほこり、外気などの刺激を受けやすくなります。
それにより、かゆみや、肌荒れ、かさつきなどの肌トラブルが引き起こされてしまいます。
乾燥の原因は沢山ある! チェックリストで危険度チェック!
日々の間違ったスキンケアや生活習慣により、どんどん乾燥が進行しているかもしれないですよ。
当てはまることが多いと注意が必要です、ではさっそくチェックしてみてください。
(1)
・洗顔やクレンジングはお風呂に入る前にする
・湯船につかる前にお風呂でクレンジングする
・湯船の温度は42度以上
・半身浴は30分以上している
(2)
・クレンジングはオイル派だ
・洗顔は一日何度もする
・洗顔やクレンジングの際ゴシゴシ洗う
・洗顔後、化粧水だけで済ます
・入浴後時間がたってから保湿ケアをしている
・乾燥したと感じたらミストタイプの化粧水を振る
・パックは表記よりも長い時間のせている
(3)
・あまり水分をとらない
・コーヒーやお茶ばかり飲んでいる
・エアコンをつけているのに加湿器をたいていない
・寝るときは電気毛布を使っている
(4)
・外食やコンビニ食が多い
・夜更かしをする、あるいは睡眠不足である
・ストレスをため込みがち
・疲れがたまっている
チェックは何個付きましたか?
チェックが多い番号別で、どのように引き起こされた乾燥なのか解説していきます。
熱いお湯で入浴や洗顔をすることによっておこる乾燥
冬は特にお湯の温度を上げてしまいがちですが、これが一番の乾燥要因になっています。
熱いお湯は、肌の水分をどんどん奪っていきます。
更に、お風呂に入る前や湯船に浸かる前にメイクを落としてしまうことにより、お風呂に入っている間にお顔は乾燥していっています。
そして、半身浴や湯船に30分も浸かってしまうと、身体の水分は蒸発していき、必要な油分が湯船に流れ出してしまいます。
必要以上に油分や水分を奪うことによる乾燥
クレンジングにオイルを使っている方は要注意です。
乾燥や敏感肌の方は、特にピリピリしたりしませんか?
クレンジングオイルは洗浄力が非常に高く、濃いメイクもスルスル落としてくれますよね、という事は、「必要な油分も一緒にスルスル落としていっている」という事になります。
洗顔時にゴシゴシ洗ってしまうのも、一日に何回も洗顔をする方も、必要な油分を奪っているという事になります。
お肌が乾燥してしまった!とミストの化粧水をメイクの上から振る方は今すぐにやめていただきたいです。
ミストをふりかけ、肌を濡れた状態のままにしますと、その水分が蒸発し更に乾燥してしまうのです。
水分不足と湿度が下がっている事による乾燥
冬は外気の温度が下がり、乾燥し、湿度が下がりますので乾燥してしまいますよね。
油断している夏の場合も、室内のエアコンで、冬と同じようにお肌が乾燥してしまいます。
エアコンを付けたら室内の湿度は急激にへっていきます。
電気毛布は寝ている間に身体の水分を奪っていきますので、寝ている間中つけっぱなしは絶対にNGですよ。
カフェイン入りのコーヒーやお茶では水分補給ができませんので水分補給している事にはなりませんし、その上利尿作用があるので、必要な栄養分までも水分とともに排出してしまうので飲みすぎには注意が必要です。
生活の乱れや栄養不足による乾燥
睡眠不足、ストレス、疲れ、栄養の偏り、栄養不足など生活習慣の乱れからも乾燥は引き起こされます。
更に、不規則な生活や寝不足は、ターンオーバーの乱れにも繋がります。
ターンオーバーはお肌の新陳代謝といわれており、このターンオーバーは28日周期とされていますが、乱れてしまうと乾燥や肌トラブルを招くことになるので、お肌にとってはとても重要な新陳代謝になります。
ターンオーバーが早すぎますと、未熟な乾燥している状態の表皮が押し上げられてきてバリア機能も働かず、化粧品などの刺激のも弱くなってしまいます。
いつもの化粧水でも、ヒリヒリし、しみてしまう可能性がありますのでそうなったら皮膚科に通わなければいけません。
私たちの何気ない生活の中に、乾燥の原因や要因がこんなにあるんだ!とびっくりされた方も多いのではないでしょうか。
では次にこれらの対処法を見ていきましょう。
生活を見直して乾燥からお肌を守りましょう!!
入浴編
入浴はぬるめのお湯に、全身浴で15分まで!!
寒い冬は熱いお湯に半身浴という方は多いと思いますが、乾燥させないためにはぬるめのお湯で10分から15分間程度、全身浴しましょう。
※手がシワシワになるまで入ってしまいますと身体から油分が流れ出てしまっているということになりますので、注意してください。
湯船を張るのはお風呂場を温め、身体も温め、リラックスできるのでとてもおすすめです。
温度差はお肌にとても刺激を与えてしまいますので、温度差をつくらない為にも脱衣所も温めておくと更にいいですよ。
お風呂から出る前にしておくと良いことは、身体が濡れた状態のままオイルなどを塗ってから身体を拭く!です。
水分を閉じ込め、蒸発しにくくなるのでかなりおすすめです。
私も毎日塗っていますが、次にお風呂に入る時まで潤っていますよ。
洗顔編
洗顔の回数は一日二回まで!乾燥がひどい方は夜の一回だけで充分です。
顔を洗う温度は32~34℃までにしてください。
顔は身体と違って更にデリケートになっていますので、身体と同じ温度で洗ってしまうと、必要な潤い成分を洗い流してしましますので少し冷たく感じる程度のぬるま湯で洗いましょう。
乾燥が気になっている方は、泡立ちが良いものを選ぶのではなく、しっとりする洗顔料を選んでください。
今は泡立てネットや簡単にもこもこの泡が作れるものが沢山販売されていますので、活用し、泡で汚れを吸着させるように優しく洗いましょう。
クレンジング編
乾燥している方におすすめのクレンジング剤は、洗浄力の優しいミルクタイプかゲルタイプのもので、顔の上を優しく滑らすようにメイクになじませますので、少量ではなく、たっぷり使用してください。
クレンジングをお肌の上に長時間置いておくと水分を奪ってしまいますので、なじませたらすぐに洗い流して下さい。
ナチュラルメイクや、メイクをしていない、日焼け止めだけの日でも必ずクレンジングが必要です、洗顔だけで日焼け止めが落とせていないと、乾燥の原因となりますのでクレンジングで落とす必要があります。
また、化粧や汚れが残ったままになっていても乾燥やニキビなどの肌トラブルが起こりますのでナチュラルメイクの日も必ずメイクオフしてくださいね!
洗顔、クレンジング後は柔らかいタオルでお肌を優しく抑えるようにして水分を拭き取って下さい。
スキンケア編
スキンケアはとにかく、保湿成分が多く配合されたものを選びましょう。
化粧水の量はたっぷりと使い、お顔に乗せる順番としては、化粧水→美容液→乳液です。
サラサラした水分の多いものから順にのせていき、最後は、乳液やクリーム、オイルなどで潤いを閉じ込めてあげましょう!
化粧水のみですと、保湿したことになりませんので必ず、蓋をしてあげてください。
特別なケア、シートマスクやパックなどはパッケージの表記に従って使用してくださいね、長時間肌に乗せたままにしますと、シートが渇き、そのシートにより肌の水分が奪われていきますので、表記時間に従い使用してください。
環境編
エアコンをつける際は必ず加湿器も必ず一緒に使用してください!エアコンを付けますと、みるみるうちにお部屋は乾燥していきます。
加湿器を使用する事により、湿度が上がり、部屋の温度も高くなりなすのでエアコンの温度をあまり高く設定せずにお部屋が温まります。
電気毛布の使い方としては寝る前に布団を温める程度の使用がおすすめです。
生活編
水分補給はとても大切です!
特に老廃物を排泄するためには、お水を飲むように心がけ、お茶を飲む際はカフェインが入ってないものを選ぶと良いです。
食事はなるべく栄養のバランスを考え、ターンオーバー周期を整えましょう!
食事ではなかなかバランスをとるのが難しいという方は、コラーゲンや栄養が摂取できるサプリを取り入れるのもいいでしょう。
ストレスを溜めない為にも、リラックスした時間をつくりましょう。
趣味に時間を使ってみたり、読書などで何も考えない時間を作ったり、ランニングやウォーキング、ヨガなどで身体を動かすなど、自分のストレス発散法を見つけてみてください。
ストレスから身体を守るにはビタミンCです、ストレスを感じるとビタミンCが失われますので、ストレスが溜まっているなと感じた時はビタミンCを積極的に摂取してください。
質の良い睡眠を心がけ、夜更かしはなるべくやめるようにし、ターンオーバー周期も、生活リズムも整えてください。
まとめ
肌の水分量は年齢とともに減っていくので、10代、20代から同じライフスタイルやスキンケアをしていると、お肌のハリや潤いは保てません
乾燥が気になっている方は一度、できる事からはじめてみてください。
みずみずしい、潤いのある健康肌を一緒に目指しましょう。