ダブル洗顔不要のクレンジングはお肌に良いの?メリット・デメリットを解説!

最近は、ダブル洗顔がいらないという洗顔料やクレンジング剤が多く市販されていますよね。

しかし、ダブル洗顔をしなくてもちゃんとメイクは落ちているのか?洗浄力の強いクレンジング剤は肌に悪い影響がないのか?など疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ダブル洗顔不要のクレンジングのメリットとデメリット、ダブル洗顔がいらないクレンジングは本当に肌に良いのか、などを詳しくご紹介していきます。

ダブル洗顔不要とは

美容やスキンケアに関する雑誌や本を読んでいると、ダブル洗顔という言葉をよく目にすると思います。このダブル洗顔は、クレンジングと洗顔のことを指しています。

普段すっぴんで過ごすことが多い方やナチュラルメイク派の方は、ダブル洗顔をする必要がある?と思うかもしれませんね。しかし、クレンジングと洗顔は汚れを落とす目的が違うので、ナチュラルメイクであってもどちらも行う必要があるのです。ちなみに、クレンジングと洗顔には以下のような目的があります。

  • クレンジング:メイクなどの油汚れを落とす
  • 洗顔:皮脂汚れや古い角質などを落とす

最近は、ダブル洗顔不要と書かれたクレンジング剤も多く売られていますよね。ダブル洗顔不要ということは、クレンジング剤のみで洗顔料を使って洗顔する必要はないという意味です。

夜の貴重な睡眠前に、洗顔とクレンジングの両方を行うのは面倒な場合もあるでしょう。そんな場合でも、ダブル洗顔不要のクレンジング剤だと、クレンジング剤と洗顔料の2つの役割を果たしてくれるため、忙しいときでも一度で落とすケアが済ませられるのです。

ダブル洗顔不要のクレンジング剤は、疲れたときや忙しい女性の嬉しい味方となってくれるでしょう。

ダブル洗顔のメリット・デメリット

ダブル洗顔は、クレンジングと洗顔の2つのケアを落す必要があるので手間や時間がかかります。しかし、ダブル洗顔を行うことは健康的な美肌を保つために大切な工程なのです。

そんなダブル洗顔にはメリットとデメリットが存在します。

まずは、ダブル洗顔のメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。

ダブル洗顔のメリット

メイクをした日はしっかりとダブル洗顔することで、以下のような嬉しいメリットが生まれるのです。

【メイクをしっかり落とすことができる】

ダブル洗顔を行うと、ファンデーションはもちろん、簡単には落とせないマスカラや口紅、チークなどをきちんと洗い流すことができます。

肌にメイクが残ると、メイクに付着した油分やほこりなどの汚れまで肌に残ってしまいます。その結果、色々な汚れが肌に大きな負担を与えて、毛穴のつまりや肌荒れ、ニキビ、肌のごわつき、くすみなどの色々な肌トラブルまで引き起こしてしまうのです。

メイク汚れやそれに付着した油汚れなどを確実に取り除くには、洗浄力の高いクレンジング剤で顔を洗い、さらに洗顔料で余分な皮脂を落すことで清潔な肌を保つことができます。特に、濃いメイクをしている方は、ダブル洗顔を行う必要があるでしょう。

【さっぱりとした使用感が心地よい】

クレンジングオイルやクリームタイプのクレンジング剤は、どうしても肌にべたつきやぬるつきを残してしまいます。それが肌に負担となることもあるので、洗顔料を使ってきちんと落とす必要があるでしょう。

洗顔料に配合されている洗浄成分は、クレンジング剤だけでは落すことのできない皮脂汚れなどをキレイに取り除いてくれるので、洗い上がりがさっぱりとしています。

ダブル洗顔は、汗をかきやすい夏や皮脂分泌の多いオイリー肌の方には、非常に心地よい使用感ではないでしょうか。クレンジングも洗顔も、単純にメイクや汚れを落とすだけではなく、気持ちをリセットし、リフレッシュさせてくれる役割も持っているのです。

ダブル洗顔のデメリット

ダブル洗顔はメリットがありますが、デメリットもあるのでしっかり確認しておきましょう。

【過剰な皮脂分泌を促す場合がある】

ダブル洗顔は皮脂をしっかりと取り除くので、場合によっては肌に必要な皮脂やうるおいまで取り除いてしまう可能性があります。必要な皮脂まで奪われると、体は早く肌を守らないといけないと察知し、必要以上の皮脂を分泌してしまうのです。

その結果、毛穴が詰まったり、ニキビや肌荒れが起きたりする場合があります。また、皮脂の量が気になるオイリー肌になってしまう場合もあるので注意しましょう。

【肌を守るバリア機能が低下する】

ダブル洗顔のメリットで、「メイクをきちんと落とすので肌トラブルを防ぐことができる」とご紹介しましたが、落とし過ぎることで、反対に肌トラブルを引き起こす場合もあるのです。

クレンジングと洗顔の2つの工程を行うことで、本来は肌に必要な皮脂やうるおいまで奪われ、デリケートな敏感肌や乾燥肌になることもあります。

すると、普通肌に比べてシミやしわ、たるみ、ほうれい線などができやすくなり、肌の老化の速度が速まってしまうのです。

また、クレンジングと洗顔を行うと、肌を摩擦する回数が必然的に増えていきます。その結果、いつの間にか肌に強いダメージが加えられ、くすみや色素沈着につながる可能性があります。特に、皮膚が薄くデリケートな目の周りや口元はくすみやすいので注意しましょう。

ダブル洗顔はお肌に良いの?

濃いメイクをした日や強力な日焼け止めを塗った日は、必ずダブル洗顔を行ったほうが良いでしょう。ウォータープルーフタイプの日焼け止めやメイクアイテムは、洗顔だけやクレンジングだけでは落ちない可能性があるのです。

しかし、クレンジング剤や洗顔料の多くは、強い洗浄成分や肌にあまりよくないと言われる界面活性剤が配合されています。これらは肌にとって負担となります。そのため、肌によくないのでは?と感じる方もいるでしょう。

ダブル洗顔を行った後に、肌の乾燥やツッパリ感に気づいたら、以下のようなサインが出ている場合があります。

  • 使っているクレンジング剤や洗顔料が肌タイプに合っていない
  • 洗顔やクレンジングの回数が多すぎる
  • クレンジング剤や洗顔料の刺激が強い

ダブル洗顔で肌に悪い影響を与えないようにするには、以下の工夫をしてみましょう。

  • 洗顔やクレンジングの時間、回数を減らす
  • 洗浄力の強すぎないマイルドなクレンジング剤や肌に優しい洗顔料を使用する

また、デリケートな敏感肌や乾燥肌の方は、強い洗浄成分が配合されたクレンジング剤や洗顔料を使って毎日のようにダブル洗顔を行うと、肌に大きな負担となり、色々な肌トラブルにつながる可能性があります。もし、ダブル洗顔で肌に何らかの異常を感じたら、自分が行っているダブル洗顔のアイテムとやり方を見直してみることをおすすめします。

ダブル洗顔はこんな方におすすめ!

ダブル洗顔は、常に濃いメイクをしている方や強力な日焼け止めをつけている方、皮脂分泌が多いオイリー肌の方におすすめのケアです。

また、ダブル洗顔による肌への負担が気になる場合は、以下のようなポイントを意識してダブル洗顔を行うと良いでしょう。

朝は洗顔だけでOK

前の日の夜にダブル洗顔をしている場合は、朝にクレンジングと洗顔の両方を行う必要はありません。普通肌やオイリー肌の方はクレンジング剤を使用しない洗顔だけで充分です。

また、乾燥肌や敏感肌の方は、洗顔料を使わずにぬるま湯だけで顔を洗っても良いでしょう。洗顔料を使って顔を洗うと、肌に必要な皮脂やうるおいまで落としてしまう可能性があります。

アイメイクやリップメイクは専用のリムーバーで

クレンジングの際にマスカラやアイライン、口紅が落ちないと、何度も目元や口元をこすって摩擦することや、クレンジングに必要以上の時間をかけてしまうことがあります。マスカラやアイライナー、ティントタイプの口紅などは簡単には落ちないようになっているので当然ですよね。

しかし、何度も肌をこすって摩擦したり、洗浄力の強いクレンジング剤を長時間肌の上に乗せたりすることは、肌に大きな負担となってしまいます。

そのため、落ちにくいアイメイクや口元のメイクは、必ず専用のポイントリムーバーを使って落としましょう。専用のポイントリムーバーなら、コットンに含ませて目元や口元のメイクだけを簡単に落とすことができます。何度も肌を摩擦する必要がないので、肌への負担を最低限に抑えることができるでしょう。

また、今は保湿成分や美容成分などが配合されたポイントリムーバーが多いので、デリケートな目元や口元の皮膚を優しく守りながらメイクを落とすことができるのです。

肌老化が気になる方はダブル洗顔の頻度を減らそう

基本的に、年齢が上がれば上がるほどダブル洗顔による肌への負担が大きくなってしまいます。

年を重ねれば重ねるほど、肌老化の度合いが大きくなり、皮脂量や天然保湿因子の量、ヒアルロン酸、コラーゲンやエラスチンの量なども減少してしまいます。そのため、あらゆる肌悩みがどんどん増えていくのです。

そんな肌老化が気になる方は、ダブル洗顔が刺激となってしまうので注意しましょう。

しかし、メイクをしているならクレンジングと洗顔の両方を行う必要がありますよね。そこで、ダブル洗顔の頻度を減らすには、石鹸でも落とすことのできるメイクアイテムでメイクをすることをおすすめします。また、日焼け止めを使う時も石鹸でも落とすことのできる肌に優しいアイテムを選ぶことが大切です。

こういった工夫を普段から行うことで、肌に刺激となるダブル洗顔の頻度を減らすことができるのです。

ご自身のお肌に合うケアを

いかがでしたか?

肌のために必要なダブル洗顔ですが、肌タイプや肌老化が気になる大人の女性には、ダブル洗顔が刺激となる場合があります。自分の肌タイプや老化の度合いなどをしっかりチェックし、ダブル洗顔が本当に必要どうかチェックしてみても良いですね。

また、ダブル洗顔不要のアイテムを上手く活用するのも一つの手段です。

クレンジング剤や洗顔料に配合されている成分をよく確認して、肌に合うのか確かめることも必要ですよ。

ぜひ、スキンケアの工程を今一度確認しなおし、あなたの肌に本当にあったケアで、健康的な美肌を手に入れてくださいね!

TOP