夏はほかの季節よりかなり紫外線が強いので、短時間の外出でもうっかり日焼けしてしまうことが多いです。
日焼けを繰り返していると、シミやそばかす、たるみ、しわなどの肌老化の原因になってしまいます。肌老化を起こさないためにも、日焼けをしたらすぐに適切な対処を行う必要があるのです。
ここでは、夏のうっかり日焼けを予防する方法や、日焼け後の適切なアフターケアについてご紹介します。夏の日焼けを予防して、いつまでも美しい白肌をキープしたい方はぜひご参考にしてくださいね。
目次
うっかり日焼け後のアフターケア
紫外線の強い夏にうっかり日焼けしてしまったら、どのようなケアをすれば良いのでしょうか。まずは、日焼け後72時間以内にしておきたい、アフターケアについてご紹介します。
まずは冷やす
紫外線によって日焼けした肌は、軽いやけどと同じような状態です。肌に炎症が起こっているので、まずは冷やして炎症を抑えることが大切です。日焼けをそのままにしておくと、腫れてしまうこともあるため、まずはとにかく冷やします。
冷やす方法は以下の通りです。
- 冷たいシャワーを浴びる
- 氷水で冷やしたタオルをあてる
- 保冷ジェルをあてる
氷などを肌に直接あてると、皮膚の組織にダメージを与えてしまうことがあるので、タオルで包んで調節しましょう。また、肌をこすると負担がかかるので、タオルで冷やす際は優しく抑えることがポイントです。
肌のほてりが治まるまで優しく冷やしましょう。
保湿する
紫外線を浴びて日焼けした肌は、水分が奪われて乾燥し、ダメージを受けている状態です。肌のほてりが落ち着いたら、化粧水などで保湿して、その後の肌トラブルや肌老化をしっかり防ぎましょう。
日焼けした肌のために、保湿化粧水はできるだけ刺激の少ない敏感肌用のものを使いましょう。美白に効果的なビタミンC誘導体が配合された化粧水は、日焼けしてすぐの肌には刺激が強いので、数日待ってから使ったほうが良いでしょう。
保湿する際は、いつもより多めの量を手の平に取り、肌にぎゅっとハンドプレスしながらなじませると良いですね。しかし、コットンや手の平でパッティングするのはNGです。肌に刺激となって、炎症が悪化してしまう可能性があります。
また、化粧水を塗り込んだ後は、乳液やクリームなどの油分でうるおいをしっかり閉じ込めます。日焼け後の肌は水分の蒸発が特に早いので、油分でふたをすることが大切です。
日焼けが特にひどく、化粧水がしみてしまう場合は、肌を傷めないようなワセリンなどで保護することがおすすめです。
水分補給する
日焼けした後は、肌だけではなく体の中の水分も不足している状態です。身体の疲労感やだるさ、不快感がある場合は、軽い脱水状態になっている可能性があります。そのため、常温のミネラルウォーターやスポーツドリンクなどを飲んで、しっかり水分補給をすることが大切です。
このように、内側から水分補給することで、体内の水分量がアップして、肌の保湿にも役立つのです。
日焼けによる肌ダメージを防ぐには?
では、日焼けによる肌老化やダメージを防ぐにはどうすればよいのでしょうか。日焼け予防の基本といえば、日焼け止めクリームです。日焼け止めには色々な種類があるので、目的や場所に合わせて上手く使いこなすことが大切です。
野外活動やレジャー
バーベキューや野外での音楽イベント、レジャーなどは、SPF30~50、PA++以上の日焼け止めを選びましょう。つばの広い帽子やサングラス、UVカット効果のあるはおりものも活用すると良いでしょう。
また、唇も日焼けしやすいので、UVカット効果のあるリップクリームを塗るのもお忘れなく。
プール
プールでは、SPF50、PA++++の日焼け止めを選びましょう。水で日焼け止め効果が落ちないように、ウォータープルーフ効果のある日焼け止めを選ぶことがおすすめです。
休憩でプールから上がったら、こまめに日焼け止めを塗りなおすことが大切です。
短時間の買い物や散歩、洗濯
少しの買い物やちょっとそこまでの散歩、ベランダでの選択干しなども油断は禁物です。少しの時間でも、強い紫外線によって日焼けしてしまうので注意しましょう。
こういった場合は、SPF10~30、PA+程度の日焼け止めを塗ると良いでしょう。少しの外出だからと油断しないで、しっかり日焼け止めを塗ることが肌老化を防ぐポイントです。
体の内側から日焼けを防ぐには?
紫外線による肌老化を防ぐには、外側からのケアだけではなく内側からのケアも重要です。ここからは、毎日できる内側からのケアをご紹介します。
栄養バランスの良い食事をする
日焼けや日焼けによる肌老化は、メラニンを肌にとどめないようにすることが大切です。肌のリズムを正しく整え、健康な状態にするためにも、栄養バランスの良い食生活を心がけましょう。
特に、ビタミンは美肌ビタミンとも呼ばれていて、積極的に摂取することが美肌への近道です。
【おすすめの食材】
- ビタミンA:うなぎ、鶏レバー、卵、牛乳、チーズなど
- ビタミンC:ピーマン、キウイフルーツ、レモン、イチゴ、カリフラワー、小松菜など
- ビタミンE:かぼちゃ、うなぎ、ニラ、アーモンド、ごま、大豆など
- コラーゲン:鶏皮、すっぽん、手羽先、豚バラ肉、豚足など
- ポリフェノール:赤ワイン、ブドウ、大豆、蕎麦、ブルーベリー、緑茶など
また、毎日の睡眠が十分にとれていないと、日焼けによるダメージを修復するホルモンが影響を受け、紫外線のダメージが余計に蓄積されてしまいます。
成長ホルモンの分泌が活発になる夜23時から深夜2時の間は、できるだけ質の良い睡眠をとるように気を付けましょう。それが、紫外線のダメージによる肌老化やトラブルを予防するポイントです。
まとめ
いかがでしたか?
毎日何気なく浴びてしまう紫外線は、そのまま放置するとシミやしわ、たるみ、そばかすなどの肌老化となって数年後に肌に現れてしまいます。こうなると、スキンケアを頑張ってもなかなか治らないことが多いので、今からしっかり対策することが重要なのです。
紫外線を浴びないようにすることはもちろん、紫外線を浴びた後のアフターケアをしっかり行い、将来の美肌を守るように心がけましょう。