ホーリーバジルというハーブがあります。
インドでは「トゥルシー(比類なきもの)」と呼ばれて何千年という間、病気の治療や予防など人々を健康にするために使われてきました。
「ホーリーバジル」とは「聖なるバジル」の意。
神聖なものとして「アーユルヴェーダ」という生命科学などとも絡み合って現代に生き残っています。
自然が私たちにくれた、生命力を上げるナチュラルな薬とも言えるでしょう。
この記事では、「ホーリーバジルと健康」について取り上げてみたいと思います。
目次
驚きの浄化力
人を不幸から守ってくれる力があると信じられているホーリーバジル。
ざっくりいうと「不幸」とは病気になったりすること。
こんな時、殺菌効果や、体をウィルスや細菌から人を守ってくれる効力をホーリーバジルは持っています。
さて、「ホーリーバジルで放射能や水銀を浄化できる」というと驚かれるのではないでしょうか。
放射能が人の体に与える害は、重度のやけどやリンパ球・白血球の減少などといった症状を短期的にも、ガンのように長期的にもというように、長きにわたって影響を及ぼします。
また、水銀も水銀蒸気を吸入すると肺や肝臓に致命的な害を及ぼします。
福島でも栽培されている菜の花やヒマワリなどには芽や茎に放射性同位体を蓄積して放射線を「吸収」する効果があり、実験ではホーリーバジルでなら放射線を「浄化」できるという結論が導き出されました。
ホーリーバジルは酸素の同素体「オゾン」を放出して半径200メートル以内の空気を浄化すると言われています。
ホーリーバジルが「浄化」するのは放射能だけではありません。
たとえば水銀。
水銀蒸気を吸入すると、消化器官系、免疫系、肺及び腎臓に害を及ぼし、致命的なダメージとなることが知られています。
そんな水銀も同じくホーリーバジルが浄化してくれるのです。
放射能や水銀などという毒性極まりない物質を浄化してしまうホーリーバジルの強烈な効果。
人体にも良い効果をもたらしてくれるのは想像にかたくありません。
ホーリーバジルと健康
ここからは主に、私たち人に対するホーリーバジルの効用を見ていきたいと思います。
数ある効用の中のほんの一部であることをお断りしておきます。
精神を安定させ、ストレスを軽減する
ホーリーバジルに含まれている「若返りホルモン」のDHEAはストレスを和らげ、何かをやろうという気持ち、つまり意欲の向上が期待できます。
ウルソール酸・ロズマリン酸・オイゲノールなどのホルモンは、ストレス反応を軽くします。
ストレスを感じるとストレスホルモンとも呼ばれるコルチゾールが副腎皮質から盛んに分泌されるようになります。
コルチゾールは血圧を上昇させ、グルコース(糖)を多く産出させて血糖値を上げる、といったストレスへの対応策をとります。
しかし、ストレス状態が長い期間続くと、コルチゾールの材料の副腎皮質が必要になり、副腎皮質の材料のLDLコレステロールという悪玉コレステロールが血液中に増殖します。
血中のコレステロール値が高くなると、結果としてうつ病、不眠症、生活習慣病などが引き起こされるんです。
ホーリーバジルには「ストレスホルモン」コルチゾールの分泌を抑える働きがあり、血中のコレステロールを減らしてくれます。
免疫系を強化する
ストレスホルモンとも呼ばれるコルチゾールが抑制されているとき、人の免疫力は高くなります。
ホーリーバジルには、新陳代謝を活発にしたり炎症を抑制するなどの作用があり、痛みをやわらげたり、ウィルスや菌と戦う免疫力があります。
免疫細胞を増やして活発化させるだけでなく、フィトケミカルも含んでいます。
フィトケミカルとは、野菜などの植物の成分で、強力な抗酸化力を持っています。
抗酸化力とは、主に体を酸化、つまり老化させる活性酸素の活動を抑える成分です。
抗酸化作用
ホーリーバジルは、抗酸化成分としてオイゲノール、ウルソール酸などを含んでいます。
抗酸化作用とは、先にも説明しましたが、酸化を妨げる作用。「りんごが酸化する」と、茶色くなってしぼんだ状態になります。
「鉄が酸化する」のは錆びることです。
「人が酸化する」ということは、「老化する」ということ。
鉄――例えば釘が錆びた状態を想像してみてください。錆びて形が変わり、茶色やオレンジ色にぼろぼろになった釘。
それと同じこと、つまり酸化が人の体、あなたの体で起きているんです。
ホーリーバジルを摂って、酸化から体を守りましょう。
ボケの防止
ストレスが慢性的になり、コルチゾールが増えると海馬が縮小することが知られています。
海馬とは、大脳皮質側頭葉にある大脳小皮質のひとつの領域のことを指しており、近年の研究で、少なくとも新しい記憶の貯蓄装置であることはほぼ間違いないとされています。
ホーリーバジルには、コルチゾールを抑制する作用があり、コルチゾールが抑制されれば縮小していた海馬も元に戻り、認知症の改善などの効果が期待できます。
PMSや更年期障害などの改善
女性にはプロゲステロンとエストロゲンという2種類の女性ホルモンがあります。
この2つのホルモンのバランスが保たれていればPMSや生理不順、更年期障害など、女性ホルモンが大きな原因とされている症状はほぼないはず。
低プロゲステロン高エストロゲンというように2つのホルモンのバランスが乱れていると、肉体的・精神的に様々な症状が出てしまいます。
このアンバランスはコルチゾールの分泌を抑えればバランスが取れてくるとされています。
ホーリーバジルには2つのホルモンをバランスよく整えてくれる作用があるのだそう。
女性をつらい症状から救ってくれるのです。
毒素の排出
ホーリーバジルには体内の毒素を分解・排出する肝臓の機能を高める働きがあります。
人の体の中には食品に含まれる添加物(保存料、人工甘味料、着色剤、乳化剤、残留農薬、水道水に含まれる鉛、発がん物質のトリハロメタン、空気中や雨に含まれる大気汚染物質、車の排気ガス、紫外線、タバコの煙など)といった毒素が蓄積されているのだそう。
代謝を活発化することによってこれらの体内の毒素が排出されやすくなると言われています。
生活習慣病の予防
適切でない食生活や、運動をしない人、過剰なストレスに晒されている人、飲酒や喫煙の度が過ぎる人などは、生活習慣病のリスクが高くなります。
主な生活習慣病として、高血圧症、糖尿病、脂質異常症、動脈硬化症といったものがあります。
体の酸化が動脈硬化やがんなどの原因になることが多いそう。
ホーリーバジルには抗酸化作用があり、体の老化を抑えてくれます。
血糖値も下げてくれるので、糖尿病の効果的な治療薬になるのだとか。
ホーリーバジルの摂取によって、総コレステロール値が劇的に減少したというデータもあります。
ホーリーバジルを楽しむには?
味や香りを楽しみつつ、健康への作用も期待できるホーリーバジル。
予防の意味で飲む方、薬を飲むのは躊躇するけどナチュラルな薬草などを飲みたい方、さまざまだと思います。
気になるのはこれだけ効能が高いと、漢方のような独特の香りや、苦みといった味、つまり飲みやすいかどうかが気になってきます。
顔をしかめて飲まなくてはならないものだとしたらちょっと躊躇してしまいますね。
安心してください。
ホーリーバジルは、クセもなく爽やかなハーブティーといった味で、香りもバジルの香りが爽やかさを増したような香り。
独特なニオイの、苦くてクセのある煎じ薬をついイメージしてしまいますが、ハーブティーとしてさっぱりとおいしく飲めます。
副作用は?
ハーブなので、副作用がないと思ってホーリーバジルを飲んでいる、という方は多いかと思います。
ホーリーバジルに副作用はありません。
ホーリーバジルは「アダプトゲン」としてロシアの薬理学者が定めた3つの条件をクリアしています。
その条件とは、
1、副作用がない(無害である)。
2、抵抗力を高める作用があること。
3、体調(生理機能)を整える作用があること、というものです。
他には、マカ、高麗人参、アシュワガンダなどのアダプトゲンがあります。
当然、ホーリーバジルには副作用は確認されていません。
ホーリーバジルの効果…というよりもう「威力」ですよね、おわかりいただけたかと思います。
すぐにでも試してみたい、と言う方は大勢いらっしゃることでしょう。
取扱店をすぐ見つけるのはなかなか難しいと思うので、ネットの通販で気軽にオーダーしてみては。
お試しサイズ的な小さなものから、業務用か?!と思うような重量級のサイズまでいろいろあります。
ホーリーバジルでキレイに、そして健康に。
毎日を笑顔で過ごしましょう!