すっぽんと睡眠の関係とは?

みなさんはすっぽんが睡眠と深い関係があることをご存じですか?

健康や美容などさまざまな効果が期待できるすっぽんには、睡眠にも効果があることが分かってきました。

日ごろから気軽に食べられるものではありませんが、ぜひこのすっぽんを摂ることで質のいい睡眠を得たいものですよね?

ここでは、そんなすっぽんと睡眠との関係について詳しくお教えしたいと思います。

 

すっぽんの特徴

まず、すっぽんの特徴についてご説明しましょう。

すっぽんはカメ目スッポン科に分類されており、別名をまるとも言います。

水産物の一種として扱われていますが、一部は肉類としても扱われているようですね。

すっぽんの甲羅はカメに比べるととても柔らかく、平たくなっています。

また、カメは甲羅が六角形の幾何学模様ですが、すっぽんにはそういった文様がないのが特徴です。

さらに、首がカメとは違い非常に長く伸びるのも特徴的です。

口先については細長くなっており、前へ突出しています。

口には歯はなく柔らかくなっていますが、あごがとても強いため一度噛んだら離さない・・と言われているほどです。

甲羅の長さは20センチ程度で、体重は平均すると1キロ程度と言われています。

オスに比べるとメスの方が太っており、メスは尾が短く甲羅が丸いですが、雄は尾が長く甲羅が楕円形です。

次に、すっぽんが生息している地域は関東より南の温かいところで、特に四国や九州、佐賀県や大分県、福岡県などが有名でしょう。

 

すっぽんの食べ方

さて、すっぽんの食べ方でポピュラーなのはお鍋で、そのお鍋が終わった後のスープにご飯を入れて作った雑炊は、すっぽんのエキスがたっぷり味わえると大人気です。

また、すっぽんは味を楽しむ他に滋養強壮を目的に食べられており、すっぽんの生き血をお酒で割って飲まれたりもしています。

さらに、すっぽんの甲羅はカメとは違って骨でなく柔らかい皮膚が硬くなったもののため食べることができます。

この甲羅にも滋養強壮成分が豊富なので、乾燥させた甲羅を粉末状にしてサプリや精力剤の材料として利用されています。

また、すっぽんにはアミノ酸や鉄分、コラーゲンも豊富なため美容効果もあり、美容目的ですっぽんを摂る女性が最近増えています。

 

すっぽんの生育環境

なお、すっぽんの生育に適した気温は20~30度程度で、かなり暖かい地域でないと育たないと言われています。

15度以下の気温になってしまうと餌を食べなくなって10度以下になると冬眠します。

なので、日本では10~4月位までは冬眠するということで半年以上も冬眠するわけですね。

沖縄であっても12~2月位までは冬眠すると言われており、冬眠から目覚めた春頃に交尾をし、6~8月頃に産卵します。

なお、産卵するのは陸上です。

 

睡眠の悩みに効果的なすっぽん

すっぽんにはさまざまな効果があると言われています。

その効果の主なものには滋養強壮や美容などがありますが、他にも睡眠に関係する悩みにも効果があります。

まず、すっぽんにはトリプトファンという成分が含まれていて、これは睡眠に深い関係のあるセロトニンを出す材料として知られています。

では、具体的にトリプトファンという成分はどういった成分なのでしょうか。

トリプトファンは多くの研究結果から次のような効果があると言われています。

まず、ぐっすり眠れすっきり目覚める効果があります。

トリプトファンは人間の眠りや目覚めに大変深い関係があるアミノ酸です。

トリプトファンは脳内でセロトニンという物質に変えられ、このセロトニンは朝の目覚めをよくする物質だと言われています。

さらに、セロトニンは夜になるとメラトニンという物質に変わり、このメラトニンは睡眠ホルモンなので質の高い睡眠には必要不可欠なのです。

セロトニンが不足するとうつや不眠症になることもあるため、すっぽんはそういった病気を防ぐのにも効果があるということですね。

また、トリプトファンにはアンチエイジング効果もあるだけでなく、老化を促す活性酸素を除去する効果まであるそうですよ。

また、気持ちが高揚するのを促進する脳内の神経伝達物質として知られるノルアドレナリンやドーパミンなどもトリプトファンから生成されていると言われています。

なので、集中力や記憶力には必要不可欠な物質だと言えるでしょう。

さらに、すっぽんにはグリシンという質のいい眠りを促すアミノ酸を多く含んでいるため、夜あまり眠れないという方は大変うれしい食品です。

また、いびきを軽減するのにも役立つと言われています。

実際に、睡眠用のサプリなどにもこの成分は配合されており、それを実感されている方は多いです。

 

さて、睡眠のメカニズムにはレム睡眠とノンレム睡眠があります。

ノンレム睡眠の中でもっとも深い眠りの段階とは除波睡眠と言われている状態で、成長ホルモンが活発に分泌されて皮膚や筋肉を修復するのを促進してくれます。

このグリシンを含んだアミノ酸を就寝前に摂ると起きた時の疲労感がなくなり、目覚めがよくなると言われています。
つまり、グリシンを含んだアミノ酸を寝る前に摂れば、夜は睡眠のリズムを整えてくれ、深い質の高い睡眠を得られます。

また、成長ホルモンの働きがよくなるため疲労を改善してくれます。

朝はすっきり起きることができるようになり、質のいい睡眠がとれるためストレス解消や疲労回復に効果が得られる・・というわけですね。

すっぽんに含まれているコラーゲンの生成に必須なアミノ酸は体内で作れないので、体外から摂る必要があります。
ですので、すっぽんを摂ることでこういった睡眠の解消ができるというわけです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

すっぽんと睡眠には深い関係があるということが分かっていただけましたか?

夜になってもなかなか眠れない、夜中に何回も目が覚める、睡眠がしっかりとれない、朝すっきり起きられない・・などの睡眠の悩みがある方はぜひすっぽんを摂っていただきたいです。

そうすることで、きっと質のいい睡眠やすっきりした朝の目覚めを得られるはずです。

すっぽんはお料理で摂ることもできますし、最近ではサプリなどで摂ることも可能です。

ぜひ、ご参考になさってみてくださいね。

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