ニームって何?ニームの石鹸はなぜおすすめなのか

「ニーム」はみなさんご存知ですか??
インドのアーユルヴェーダ(インドの伝統医学)には欠かせない、とても重要なものとされています。
「ニーム」はお茶などにしても飲めるものなのですが、今回はその「ニーム」を使って作られた石鹸についてご紹介したいと思います。

ニーム(インドセンダン)とは

ニーム

ニームと聞いてもなかなかピンときませんよね、ニームとは「木」・「樹木」です。

東南アジアから中近東など、インドでは街中いたるところに自生していて、20メートル以上になるのだとか!大きく育つので、ちょうどいい木陰になってくれるそうですよ。

白い花を咲かせ、実はオリーブのような形の実がなります。

「ミラクルニーム」「神聖なる木」「神秘の樹木」とも呼ばれ、樹皮や種子、実や葉っぱなど全てに薬効成分があるとされています。

ニームには沢山の効果効能があり、アーユルヴェーダではその成分が神秘の薬として崇められているほどです。

お医者さんがいない村などでは、内臓の調子が悪い時は葉っぱを刻んで食事に混ぜてみたり、すりつぶして飲んだり、そのままかじったりするそうです。

ケガをした際は、ニームの葉を茹でたお湯で傷口を洗います。

ニキビや火傷、湿疹にも効果が期待でき、万能薬なのでインドの家庭では、どの家庭でも普通に常備されていて村の薬局といわれているくらい凄い効果があるのですね。

ドイツの昆虫学者が目撃したという話で、アフリカのスーダンでイナゴの襲来があり、あらゆる植物(木の葉や野菜など)が食べつくされた中でニームだけが食べられずに残っていたそうです!そのことがきっかけで研究されるようになりました。

ニームは苦みがあるので、イナゴには合わなかったのかもしれませんが人間にとっては素晴らしい成分を持った樹木だったのですね。

アーユルヴェーダとは

海辺でヨガ

アーユルヴェーダとは、世界3大医学のひとつでインドの伝統医学です。

約5000年も前から受け継がれてきた世界最古の医学といわれています。

医学といいましても、現代の治療(病気を治す)ではなく、「病気の予防や心身を作る」ことが目的とされた医学です。

自然のハーブやスパイスなどを取り入れた、食事法や健康法で病気を予防する・長寿や若さを保ちます。

その中でもニームは最も重要な「薬木」として利用されてきたのです。

アーユルヴェーダでは、食事療法のほか、リラクゼーション・マッサージなどもあります。

私たちが施術してもらうリンパケアマッサージのようなアロマのオイルマッサージとは少し異なります。

アーユルヴェーダでは「ドーシャ」という生命エネルギーによって、「ヴァ―タ(風のエネルギー)」・「ピッタ(火のエネルギー)」・「カパ(水のエネルギー)」これらの3種類のエネルギーに分類されます。

簡単なチェック項目に答えるだけで、自分の身体では今どのドーシャが優位にたっているのかをまず知り、それからその身体の状態に合わせて配合されたハーブオイルでマッサージすることにより身体を正常に整えるものなのです。

更にシロダーラという、額からオイルを絶え間なく垂らし続けるものもあり、精神的な疲れや疲労を癒してくれる効果があります。

この、アーユルヴェーダのマッサージなどに使われるハーブオイルにも、ニームの種子から抽出されたエッセンシャルオイルが使われています。

ニームの成分と効能

ニーム

「神秘の薬」や「村の薬局」とまで言われているニームの成分、とても気になりますよね。

ニームの主な成分・効能はこちらになります。

成分・効能表

ニンビン:
抗炎症・抗真菌・解熱・抗ヒスタミン

ニンビディン:
抗細菌・抗真菌・鎮痛・抗潰瘍・抗不整脈

ゲデュニン:
抗真菌・血管拡張・抗マラリア

ケルセチン:
抗細菌・抗炎症・抗酸化

ニンビオール:
抗結核・抗原虫・解熱

ニンビネートナトリウム:
抗関節炎・利尿・殺精子

アザディラクチン:
抗ホルモン・摂食制御効果・忌虫効果

サランニン・メリアントリオール:
忌虫効果

ニームの詳しい効能と使用用途

上記でもわかる様に、ニームには様々な効果効能がありますので、どの様に使われているのかも詳しく紹介したいと思います。

防虫剤として

タンス

忌虫効果と書かれているものは、虫よけ効果があります。
先程のイナゴの話でもお分かりいただけるように、ニームは自らの農薬効果のある成分で自らを守っています。

害虫を近づけないので追い払ってくれる他、害虫や線虫の食欲を減退させ成長や生殖を制御する働きがあるのです。
インドでは、ニームの枝や木の葉をタンスに入れ、防虫剤として使用したり穀物を貯蔵する際にも害虫予防に使われています。

最近では、ニームを肥料として使うこともあるそうで、栄養があり、肥料にもなるのに防虫効果もあるので天然防虫剤として日本でも売られています。

ニームの種子から抽出された「ニームオイル」は私たちが敬遠している、ゴキブリ、バッタ、コバエ、ハダニ類、ナメクジなど約200種類もの害虫に効果があります。

虫よけスプレーにも

イラスト

ペットを飼っている方は虫除けスプレーとしても使われているそうです。

抗炎症や、抗細菌作用もあるので、ペットの擦り傷や切り傷、皮膚疾患を軽減するのにも有効とされています。

歯磨き粉として

歯磨き

抗細菌・抗炎症作用もあるので、インドではニームの枝で直接歯を磨くそうです。
今はニームを使った歯磨き粉も売られているそうです。

お茶として

ハーブティーカップに注ぐ

インドでは、内臓の調子が悪い時などには、葉をまるかじりすることもあるそうです。

糖尿病予防やがんの予防などにも効果が期待されています。

お茶として飲むには、苦みがきついみたいで苦手な方の方がおおいですが、その苦みが癖になっていいという方もいらっしゃるみたいです。

石鹸にして

タオルと石鹸

ニームは皮膚病の予防や治療などに効果的で、肌を健康にし、美容成分としても今注目を集めています。

強い抗菌作用があるので、肌の細菌や炎症から守ってくれますので、風邪や感染症予防にとても効果的な石鹸になっています。

さらに、美白効果もあり、保湿力に優れているので肌が荒れにくく、小さなお子様でも安心してお使いいただけます。

まとめ

ニームには、沢山の効果効能があるのがお分かりいただけましたか?

これだけ虫には嫌われるのに、人間や動物には無害とされ、更に沢山の効果効能があるなんてとても凄いですよね。

さすが「ミラクルニーム」です!!

エッセンシャルオイルは、成分が凝縮されていてとてもきついので、お子さんや高齢者、妊婦の方、授乳中の方、お肌が敏感な方、重疾患をお持ちの方、動物には使用できません。

ですが、石鹸にすることによりその効果を失うことなく、小さなお子様や敏感肌の方でも使用できるのがとてもうれしいですね。

お肌のトラブルには、ニーム石鹸がおすすめなわけが分かりましたね。

お肌を細菌から守り、健やかに保ちながら、美肌を目指す為に!

一度、素晴らしい成分が入ったニームの石鹸を使ってみてはいかがでしょうか。

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