スキンケアでしっかり保湿しているつもりでも、頬のかさつきを感じたり、口周りの皮むけが気になったりと、肌の乾燥にお悩みの方は少なくありません。肌の乾燥が悪化すると、ファンデーションのノリが悪くなるばかりか、シワやたるみ、くすみ、ほうれい線、シミなどの肌トラブルにつながる可能性があります。
気になる肌の老化を予防し、いつまでも潤いのある美肌を保つためには、乾燥を防ぐことが大切です!
そんな乾燥肌のケアにおすすめなのが、テレビや雑誌などでも話題の「ケイ素水」です。ケイ素水はただの水ではありません。健康と美容に効果的な素晴らしい水なのです。そこで今回は、ケイ素水の効果・効能、そしてケイ素水の持つミネラル、効果的な摂取方法などをご紹介します。
肌の乾燥にお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
ケイ素水の特徴
ケイ素水はミネラルウォーターのひとつで、ケイ素というミネラルが豊富に含まれているという特徴があります。
ケイ素そのものは、岩石や土の中などにたくさん存在していて、山に降り注いだ雨が土の中へと浸透していく中でケイ素を吸収し、最終的にケイ素水となります。
市販で販売されているペットボトルなどに入ったケイ素水は、山から流れて地下水になったものを組み上げて容器に詰めているので、不純物がなく安心して飲むことができるのです。
ケイ素水に含まれるミネラル
ケイ素水には豊富なミネラルが含まれています。
ミネラルはタンパク質やビタミン、糖質、脂質と並ぶ5大栄養素の一つです。代表的なミネラルは、カルシウムやマグネシウム、鉄、亜鉛などです。ミネラルは人間が生きるために欠かすことのできない成分で、健康を考えるとビタミンと同じくらい大切な存在です。
ケイ素水に含まれる必須ミネラルの「ケイ素」は、人間の体の中に約18g存在しています。ケイ素は皮膚や血管、関節、毛髪、歯や爪などに含まれますが、加齢とともにその量が徐々に減少してしまいます。そのため、ケイ素は1日40mg程度を目安に補うことが大切なのです。
ケイ素はコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸、コンドロイチンなどを構成する栄養素で、結合組織を強くする働きがあります。そのため、ケイ素が足りなくなると、これらの結合組織が弱くなり、皮膚が乾燥する、肌老化が早くなる、爪が割れたりもろくなったり、髪が抜けやすくなる、骨がもろくなる、といった症状が現れやすくなります。
また、ケイ素はケイ素水のほかには、以下のような食品にも含まれています。(mg/100g中)
- 白米:1mg
- 人参:5mg
- リンゴ:1mg
- かぼちゃ:7mg
- サラダ菜:7mg
ケイ素は野菜などの食品から補うことができますが、現代人は肉食に偏りがちです。さらに、野菜は農薬を使って栽培しているので、ケイ素の含有量が少なくなり、現代人は慢性的なケイ素不足の状態に陥っているのです。
日本ではまだあまり馴染みがないケイ素ですが、医療先進国のドイツでは健康や美容のためにケイ素不足の解消が必要不可欠とされ、いろいろな臨床試験でケイ素の効果が証明されています。
しかし、ケイ素は人間の体内では作り出すことができません。そのため、ケイ素水やケイ素のサプリメントなどで積極的に補うことが大切なのです。
ケイ素水の効果・効能
ケイ素を豊富に含むケイ素水は、ミネラルのパワーで様々な嬉しい効果・効能が期待できます。それでは、ケイ素水が持つ驚きの効果・効能を見ていきましょう。
肌の乾燥を防ぐ
ケイ素水を摂取することで、肌の乾燥を抑えて潤いのある肌に近づくことができます。
細胞をつなぎ合わせるのはコラーゲンですが、ケイ素はコラーゲンを束ねて結束を強化する働きがあります。また、皮膚の真皮にあるエラスチンやヒアルロン酸の生成を促し、肌のハリと弾力を高めます。丈夫でなめらかな肌を作るケイ素を含んだケイ素水は、乾燥肌対策に最適です。
さらに、ケイ素は肌のタンパク質(ケラチン)の結びつきを強化する働きもあります。ケラチンは髪や爪の成分の一つですが、表皮では角質の中にある角質細胞間脂質でもあるのです。ケラチンは肌のバリア機能をサポートするため、保湿を担って肌のキメを整えます。
つまり、ケイ素がケラチン同士の結びつきを強め、乾燥肌を予防するのです。
血行促進で美肌へ
ケイ素水は血管を強くする働きがあるため、血行を促し新陳代謝を高めます。
ケイ素が十分であれば、体の冷えやむくみの予防にも役立ちますし、新陳代謝が高まることにより、さらに健康的な体と潤いのある美肌につながるでしょう。
新陳代謝のサイクルを正常に保つことは老化予防にも効果的なので、ぜひ心がけたいものです。もちろん、肌のターンオーバーにも良い影響を与えるのです。
生活習慣病を予防する
糖尿病の患者の中には、膵臓からインスリンが分泌されているのにも関わらず、インスリンと糖を取り込む扉の役目をしている細胞のレセプターがうまく合わず、細胞に糖が取り込まれなくなり、血糖値が高くなっている方がいます。
ケイ素はレセプターとインスリンを合いやすくすることで、糖が細胞にうまく取り込まれやすくなるので、血糖値対策に役立つとされています。
また、ケイ素は優れた浸透性と浄化作用を持つため、中性脂肪を分解する作用が強く、血管壁に付いた過酸化脂質やコレステロールを除去することで血流を改善し、体の隅々まで栄養分を届けてくれます。このように、ケイ素の持つ作用は糖尿病などの生活習慣病の予防につながります。
アレルギー対策として
ケイ素水に含まれるケイ素は細胞組織や血管に多く含まれ、細胞同士の結合を強化する働きがあります。細胞や血管を強くし、肝臓などの有害物質を処理する臓器や器官の機能を高めることは、アレルギー発生の抑制につながります。
ケイ素水はアレルギー体質の方にもおすすめです。
ケイ素水はこんな人におすすめ!
ケイ素水は健康を目指すすべての方におすすめなのですが、中でも、肌の乾燥を防いでアンチエイジングを目指す方におすすめです。
赤ちゃんの肌はすべすべで柔らかいのですが、人間は年齢を重ねるごとにどんどん肌がたるみ始め、シワやしみなどの肌老化が気になるものです。そこで効果を発揮するのがケイ素水なのです。ここからは、肌老化とケイ素水の関係について詳しくご紹介します。
肌が老化するメカニズム
皮膚は表皮と真皮、皮下組織の3層構造で出来ていて、一番表面にある角質層を含めると4層になります。一番下にある層で細胞が作られ、上にある角質層に押し上げられるまで約14日かかります。
そして、角質層で垢となって剥がれ落ちるのです。この新陳代謝を繰り返すことで、肌の健康を維持します。これを、肌のターンオーバーと呼びます。しかし、加齢や紫外線の影響などで肌のターンオーバーが徐々に乱れ、肌の乾燥や、肌老化を起こすようになります。
繊維状になったタンパク質であるコラーゲンは、皮膚のハリを保つために重要な役割をしています。コラーゲンは網目状に張り巡らされており、真皮をしっかり支え、肌のハリを保つのです。そして、コラーゲンを束ねているのがエラスチンです。エラスチンは肌に弾力性をつくります。
これらのコラーゲンやエラスチンの隙間を埋めているのがヒアルロン酸です。ヒアルロン酸は優れた保湿力を持ち、乾燥の無いみずみずしい肌には欠かせない存在です。
しかし、新陳代謝が悪くなると、古くなったコラーゲンやエラスチンが居座り続け、肌の細胞が硬くなってしまいます。そして硬くなった細胞がシワやたるみ、シミなどの肌老化を引き起こしてしまうのです。
ケイ素水が美肌をサポートする
ケイ素水は、肌老化を予防・改善して美しい肌を作ります。
美肌にはコラーゲンが良いと聞き、コラーゲンが配合された化粧品やサプリメントなどを使う方も少なくありません。しかし、コラーゲンは消化酵素でアミノ酸に分解され、再びコラーゲンになるとは限らないのです。
ケイ素は、美肌作りに欠かせないコラーゲンやヒアルロン酸を束ねて強くします。ケイ素は、皮膚において、古くなったビルの鉄骨を修理する大工さんのような役割を持つのです。そこでケイ素は強力な接着剤のような働きをして、ぐらぐらになったコラーゲンを修復していきます。
皮膚の結合組織が丈夫になれば、ハリと弾力のある真皮に生まれ変わり、新陳代謝が正常に活性化して、潤いのある美肌を取り戻すことができるのです。
ケイ素水の効果的な摂取方法
ケイ素水は、健康にも美容にも非常に良いことが理解できたと思います。最後に、ケイ素水の効果的な摂取方法をご紹介します。
3か月以上飲み続ける
ケイ素は、1日当たりの摂取量の目安が40mgとされています。そのため、ケイ素水に含まれているケイ素の量を確認し、1日の摂取量に合わせて飲みましょう。
また、ケイ素水がどんなに健康と美容に良いと言っても、飲み始めて数日で劇的な効果を感じられるわけではありません。ケイ素水をしっかり飲み続けることで、ケイ素の驚くべき効果を得られるのです。おすすめは、ケイ素水を少なくとも3か月以上飲み続けることです。
3か月以上飲み続けることで、体内のケイ素量が増加し、美肌と健康効果が得られるでしょう。乾燥の無い美肌を目指すためにも、ケイ素水を飲み忘れることのないように注意しましょう。
まとめ
最近話題のケイ素水は、全身の健康や肌の健康に欠かせないミネラル「ケイ素」を豊富に含んだミネラルウォーターです。食べ物からケイ素を補うことも大切ですが、手軽に摂取できるケイ素水でケイ素を補うことがおすすめです。
特に、現代人は栄養バランスが偏りがちなので、ケイ素不足が心配されています。
ぜひ、気軽に摂取できるケイ素水をしっかり生活に取り入れて、体の内側から、健康とつやつやの美肌を目指してくださいね。ケイ素水はあなたに嬉しい効果をもたらしてくれるでしょう。