美髪に効く!「ケイ素水(シリカ水)」

健康でサラサラ、そして艶やかな髪。憧れですよね。

スタイリングも自由自在、何より「触れてみたい」と思わせる美髪。

シャンプーやコンディショナーなどヘアケア製品をじっくり慎重に選ぶのも大切ですが、ここで視点を変えて、体の中から美髪を目指してもいいかも知れません。

キーポイントは、「ケイ素

ケイ素とは聞きなれないかたもいると思いますが、ケイ素は私たちのとても身近な物なのです。

ケイ素ってナニ?

花瓶

ケイ素は、水中のバクテリアが石灰化し、気の遠くなるほどの長い年月を経て鉱物となった、自然からの恵みです。

皆さんご存知の水晶は、ケイ素純度99%の鉱物です。

つくしなどの野草、ニンジンやジャガイモなどの根菜類、キビや小麦粉などの穀物に含まれているミネラルです。

体内でよく吸収され、美肌や美髪のために働いてくれます。

とはいえ、ケイ素ばかりを摂ってもよくありません。

1日の摂取量には規定があります。

欧州食品安全機関では、食品からは20-50mg、食事以外のサプリなどで摂る場合は1-75mgと定めています。

多く摂取した場合の余ったケイ素は、腎臓の働きで排出されますが、腎臓結石などのリスクがあるので注意してください。

ケイ素の「結ぶ」力

ご存知のとおり、美肌や美髪を作るのはコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の3つの物質です。

コラーゲンは、真皮の中にあり、丈夫なたんぱく質からできた線維で、水分を除けば真皮の約70%を占める主要成分。

このコラーゲンどうしを結び付けているのがゴムのような弾力のあるエラスチンという線維。

コラーゲンとエラスチンの間を埋めているゼリー状で弾力性が高く、水分維持力があるため保湿力に優れた物質をヒアルロン酸といいます。

つまり、真皮の中でコラーゲンとエラスチンで作られた網目状の組織を、ゼリー状のヒアルロン酸が埋め尽くしている、というわけです。

ケイ素はこの網目状の組織の結びつきを強くする役割を担っています。

髪の毛の土壌である頭皮もお肌と同じ。

ケイ素が働きかけて真皮にコラーゲンをため込み、地肌の弾力や保湿性を上げて作られた地肌。

柔らかでふかふかな頭皮という土壌から生まれ成長する髪に、ハリやコシを出し、しっとりとした美髪を育みます。

栄養素を毛先から毛根までしっかりと浸透させ、髪の表面のキューティクルを整えて艶やかな髪にしてくれます。

ケイ素が不足すると…

このように肌や髪によい働きをもたらすケイ素ですが、不足するとどうなるのでしょう。

コラーゲンなどから作られた網目状の組織の結びつきが弱くなり、頭皮や髪の毛は水分を抱え込むことができなくなります。

頭皮が固くなって髪の毛はツヤやコシを失ってパサパサになり、切れ毛や枝毛ができてしまいます

ケイ素はもともと体の中にある物質ですが、生成することはできません。外から摂り入れなければ年齢を重ねるごとに減っていく一方になります。

ケイ素を摂るには?

ミネラルウォーター

ケイ素を体の外から摂る方法は二つあります。

まずは、ケイ素を多く含む食材から摂る、という方法。

イモ類、豆類、穀物、海藻類に多く含まれています。

例えば、じゃがいも、とうもろこし、乾燥わかめ、ごまなど。

カラス麦、きび、大麦といった穀物が含有量が比較的多いようです。

そして最も手軽で簡単なのは「ミネラルウォーター」で摂ること。

ケイ素水をはじめ、さまざまなミネラルなどを豊富に含んでいる水を、「ケイ素水」といいます。

「シリカ水」とも言われ、食材から摂るよりもはるかに多くケイ素が含まれています。

美肌・美髪に「シリカ水」

ケイ素

シリカ水が含んでいるミネラルはケイ素のほかに、カルシウムやバナジウム、サルフェート、エラスチン、炭酸水素イオンなどが挙げられます。

これらは私たちの美容に大きく関係しています。

例えばバナジウムは血糖値を下げて脂肪の燃焼を助けてくれるダイエット効果、サルフェートは体内から有害物質を排除するよう働いてくれるデトックス効果があります。

そのほかマグネシウムはタンパク質の合成や血糖値の調節には欠かせないミネラルです。

炭酸水素イオンは老化を加速させる活性酸素の悪影響を抑えます。

シリカ水は、これらの効果で美肌や美髪を内側からサポートしてくれているんです。

ケイ素には、腸内の善玉菌を増やして腸内環境をよくする働きもあります。

お通じがよくなってお腹がすっきりとします。また、髪や肌だけによいのではありません。

代謝をアップする働きがあるので、冷え性など体質の改善も望める優秀な水。

シリカ水は美や健康に、大きく貢献するミネラルウォーターなんです。

「シリカ水」4種類

ミネラルウォーター

シリカ水をいくつかご紹介しようと思います。ケイ素含有量がなるべく多いものを選んでみました。

FUJIウォーター(フィジーウォーター)

 《ケイ素含有量は1リットルあたり93mg》

公式サイトでお試し用として500mlが6本ワンパック、1290円で入手できます。

飲みやすい中程度の軟水です。オーシャンブルーを基調に、南国の花を添えたボトルも、フィジーの美しく澄んだ海のよう。

ハイビスカスの花がかわいい。

飲む別府温泉 Benefit

 《ケイ素含有量は1リットルあたり110㎎》

昔から湯治だけでなく、飲泉として飲まれて来た別府温泉の温泉水をボトリング。

メタケイ酸という天然の保湿成分も含まれており、美と健康にうってつけのミネラルウォーターです。

公式サイトで1ケース500mlボトル24本入りが6720円(税別)。

Silica117

 《1リットルあたりのケイ素含有量は120㎎》

南九州は霧島産の天然のシリカ水です。採水したその日のうちにボトリングされます。

霧島連山の地下から沁み出した多くのミネラル成分が含まれています。公式サイトで1ケース2ℓ×6本が2100円(税別)。

霧島日当山の温泉水

 《1リットルあたり120mgのケイ素を含んでいます》

鹿児島最古とされる「美肌の湯」、日当山の温泉水を飲料用に。

公式サイトで 1ケース500mlが24本入って3800円(税込)。

※ご購入の際は、価格や送料などをご確認ください。

どこで買えるの?

入手方法は、店頭販売しているところもありますが、ほんの一部の店舗だけなんだそう。

取り扱い店舗は徐々に増えているところですが、一番確実な方法はネットから購入することではないかと思います。

楽天やAmazonなどでも扱っているのでチェックしてみてください。

中にはケイ素を含んでいないのに「シリカ水」を名乗っている商品もあるそうなので、成分などをきちんと確認することをお勧めします。

シリカ水の摂り方

一気に飲むのはよくありません。

ボトルからそのまま飲むのではなく、きちんとコップに入れ、少しずつ飲みましょう。

シリカ水に旬のフルーツやハーブを加えてデトックスウォーターとして飲んでもよいでしょう。

飲む時の温度は、常温で飲むのがよいようです。

加熱するとミネラル成分が劣化して効果があまり期待できません。反対に、冷やすとむくみや冷えの原因になることがあります。

飲むタイミングは、体が水を欲している時。

朝起きてすぐ、食事の15分前、お風呂上がり、就寝前、汗をかいた後などに飲むと吸収がよいようです。

シリカ水を摂り始めたらすぐに効果が出るわけではありません。

ケイ素が少しずつ体の中で増えて働き出すのを待ってください。少なくとも2カ月、継続して飲んでみましょう。

「あれ? 髪の毛や肌が何だかいい感じかも」と、いつの日か効果に気付くようになるかも知れません。

シリカ水入りのヘアケアアイテム

シリカを配合したシャンプーやコンディショナー、スタイリング剤などヘアケアアイテムもいろいろあるようです。

1アイテム1品ずつご紹介します。

いずれもネットで販売されています。

シャンプー

スコラシャンプー・イプシロンボリュームアップ 300ml (Growsis グロウシス)

キャピキシル2%とケイ素(シリカ)を配合した頭皮用シャンプー。

抜け毛などに悩む人に。

ちなみに「キャピキシル」は育毛成分のひとつだそう。

コンディショナー

珪素配合 ヘッドシリカ 珪素ミネラルコンディショナー 洗い流さないタイプ お風呂上り用 1000ml (シリカクリエーション株式会社)

アウトバス用の洗い流さないヘッドコンディショナー。

頭皮の美容液として珪素でケアでき、健やかな髪を育てます。

無香料・無着色、無添加(パラペン)。

スタイリング剤 

スタイリングパウダー 6グラム (ETVOS エトヴォス)

ボリューム不足の髪を根元からふんわりと立ち上げ、エアリーなスタイリングを叶えるスタイリングパウダー。

シリカをはじめ、ミネラルが主成分。

終わりに

シリカ水(ケイ素)、あまり耳にしたことがなかったと思いますが、ここまで髪や肌にも、そして健康にもよい水は珍しいのではないでしょうか。

ワンボトルの値段が少々お高めですが、ここまで効果があるならば、惜しくはない価格では、と思います。

ご紹介したシリカ水はほんの一部の抜粋です。

あなたに合ったシリカ水を見つけて、いつも美しい肌と美しい髪、そして健康で、笑顔の毎日を送りましょう。

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