健康な体のために必要不可欠な7大栄養素とは

私たちが日ごろ摂っている食物には、さまざまな栄養素が含まれています。

どの食物がどんな栄養素を含んでいるのか、大まかにつかんでおくことで、健康的でバランスの良い食事を摂ることができます。

現代人の多くは、病気というほどではないものの、何らかの不調を抱えているようです。
肥満、冷え性、便秘なども、体に必要な栄養成分がバランスよく摂れていないことが一因です。

この頃、何となく体の調子がよくないという人は、栄養が偏っているのかもしれません。

季節の変わり目は、特に体調を崩しやすいものです。
7大栄養素をしっかり摂って元気な日々を過ごしましょう。

健康のために摂りたい7大栄養素とは

健康のために必要な7大栄養素とは、糖質(炭水化物)、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、ファイトケミカルのことを言います。

健康のために必要な栄養素は次のように3、5、7、と分けられます。

  1. 3大栄養素とは、エネルギー源になる糖質、脂質、たんぱく質です。
  2. 5大栄養素とは、上記の3大栄養素にビタミンと微量栄養素であるミネラルを加えます。
  3. 7大栄養素とは5大栄養素にさらに食物繊維とファイトケミカルを加えたものです。

飽食の時代と言われていますが、7大栄養素をバランスよく摂れている人は少なく、偏った食事が、体の不調の原因とも言われています。

知っておきたい栄養素の働きとその栄養素を含む食品

①糖質とは

糖質が多く含まれている食品は、ご飯、パン、麺類、芋類、果物、砂糖などで、主な働きは、体のエネルギー源になることです。
摂り過ぎると肥満を招く可能性があり、不足すると筋肉の減少や疲労、倦怠感を覚えます。

②脂質とは

脂質が多く含まれている食品は、植物油、バター、魚卵などで、主な働きは糖質と同じく体のエネルギー源となります。

糖質と違い、摂り過ぎた脂肪は脂肪組織にたくわえられ、必要な時に使われる効率の良いエネルギー源といえます。
しかし、摂り過ぎると肥満や生活習慣を招く恐れがあり、不足すると、血管が弱くなったり皮膚トラブルが起きる場合があります。

③たんぱく質とは

たんぱく質が多く含まれている食品は、魚介類、卵、大豆、大豆製品などで、私たちの体を作る材料となります。
摂り過ぎると肥満になりやすく、不足すると貧血や血管の弱化が見られ体力が低下します。

④ビタミンとは

ビタミンは、3大栄養素の糖質や脂質、たんぱく質のようにエネルギーや体の材料にはなりませんが、体の化学反応を助ける酵素の一部となります。
ビタミンには脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンがありますが、不足すると、ビタミン特有の欠乏症がおきてしまいます。

・脂溶性のビタミンとは、ビタミンA、D、E、Kです。

ビタミンAは、レバーや緑黄色野菜に多く含まれ、皮膚や粘膜を正常に保つ働きをしています。不足すると、免疫力が衰え夜盲症や肌トラブルがおきやすくなります。

ビタミンDは、魚類、干ししいたけなどに多く含まれ、不足すると骨軟化症になることがあります。

ビタミンEは、魚や緑黄色野菜、ナッツ類などに多く含まれ、体の酸化を防ぎ、血行をよくして肩こりや冷え性の改善に役立ちます。

ビタミンKは、納豆や海草類に多く含まれ、血液を固める作用や骨にカルシウムを沈着させる働きがあります。

・水溶性のビタミンとは、ビタミンB1、B2、B6 、B12、ビタミンC、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンなどですが、どれも体内の化学反応を助ける役目があり、微量ながらも必要不可欠な栄養素です。

*すっぽんには人の体に必要な微量のビタミン類も多く含まれていますが、毎日食べるわけにもいきません。
すっぽんの栄養が凝縮されたサプリを用いることで、体の調子を整えることができます。

⑤ミネラルとは

ミネラルは、人の体のわずか5%を占め、そのうちのほとんどがカルシウムです。
しかし、カルシウム以外の微量のミネラルも、不足するとさまざまな体の不調を引き起こします。

主なミネラルはカルシウム、リン、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、イオウ、塩素、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、マンガン、モリブデン、クロム、コバルトなどです。

⑥食物繊維とは

食物繊維は、芋類や豆類、海草類などに多く含まれており、便秘の解消や生活習慣病の予防、改善効果があります。

食物繊維には、水に溶けない不溶性食物繊維と、水に溶ける水溶性食物繊維に分けられますが、不溶性食物繊維を含む食品は豆類、トウモロコシ、ゴボウ、切り干し大根、果物、エビ、カニ類などです。

水溶性食物繊維を含む食品は、キウイ、リンゴ、イチゴなどや葉物野菜ヒジキやワカメなどの海草類に多く含まれています。

*便秘などを含む生活習慣病を防ぐには、水溶性食物繊維を若干多めにとる方が効果的です。

⑦ファイトケミカルとは

ファイト(フィト)とは、ギリシャ語で植物のことを言います。ケミカルとは、英語で化学物質の意味です。
この二つを合わせて、ファイトケミカルは「植物性の化学物質」と訳されています。

ポリフエノールを含む赤ワイン、ブルーベリー、ココアなどや、カロテノイドを含むニンジンやトマト、クエン酸を含むレモンやグレープフルーツなどもファイトケミカルです。

滋養強壮効果があると言われるすっぽんの栄養成分について

冬になると忘年会などですっぽん鍋が人気ですが、すっぽんに含まれる主な栄養成分は、コラーゲン、アミノ酸、カルシウム、亜鉛、鉄、DHA、EPA、リノール酸、ビタミンA、B群、D、Eなどです。

これらの成分は7大栄養素の大部分を占めています。

色々な鍋がありますが、すっぽん鍋ほど多くの栄養成分が含まれる鍋は稀といえます。
毎日すっぽんを食べるわけにはいきませんが、たまにはご褒美として頂きたいものです。

すっぽんの滋養強壮効果を手軽に得るには、すっぽんを凝縮したサプリメントを摂取する方法もあります。

まとめ

近年、健康な体を作るには、5大栄養素に食物繊維とファイトケミカルを加えた7大栄養素が不可欠と言われています。

何かと忙しく、仕事や家事に追われている日々の中で、気をつけていても不足する栄養素が出てきます。

体には、微妙ながらも必要とされる栄養素は意外と多いため、すっぽんサプリなどで、上手に微量栄養素を補いながら、健康な体を維持するのが賢明と言えるでしょう。

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