すっぽんと言えば、高級食材、そして精力増強・疲労回復効果が高いというイメージを持っている方が多いもの。
最近は、女性に嬉しい美肌効果が高い食材としても注目されています。
実はそれだけでなく、すっぽんには髪質を良好にする効果もあるんです。今回は、すっぽんが持つ驚きの効果についてご紹介します。
目次
すっぽんの効果とは?髪質を良好にするって本当?
すっぽんが髪質を良好にする効果についてご説明する前に、すっぽんが持つ効果を6つご紹介します。
美肌効果
すっぽんには、たくさんのコラーゲンが含まれています。コラーゲンというと、美肌作りに欠かせない栄養素として有名ですよね。
すっぽんが含んでいるコラーゲンの働きが、肌の保湿と保護(バリア機能)を整えてくれます。
その結果、潤いがある肌を作ってくれます。
また、すっぽんにはコラーゲンの他に、コラーゲンの生成に必要なアミノ酸も豊富に含まれています。
つまり、コラーゲンの生成に必要なアミノ酸が豊富に含まれている=たくさんのコラーゲンが生成されることにつながります。
そのため、すっぽんは美肌効果が高いと言われています。
そして、このアミノ酸は、女性ホルモンのバランスを整える効果があるので、肌トラブルを改善し、肌の調子を整えてくれます。
代謝促進効果
先ほども登場した「アミノ酸」が、身体の代謝を促進する効果を発揮します。代謝を促進することで、身体に毒である老廃物を排出する効果があります。
その結果、体内の古い細胞が常に生まれ変わり、老廃物も溜めないので、若々しくて健康な身体を作ります。
そして、先述した通り、代謝促進をすると身体に老廃物を溜めないので、太りにくく痩せやすい体質になります。
血液サラサラ効果
すっぽんには、血液をサラサラにする効果(浄血効果)があります。
これは、すっぽんに含まれる「不飽和脂肪酸」という成分が関係しています。不飽和脂肪酸とは、血液中のコレステロールや中性脂肪数値を減らすので、血液がサラサラになります。
日本には「健康診断で血液がドロドロって言われて…」という方が多いですが、血液がドロドロだと、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす可能性があります。
こういう方たちの血液をサラサラにして、健康な身体にするのが、すっぽんが持つ不飽和脂肪酸なのです。
内臓の働きを助ける効果
美肌と代謝促進のところでも登場した「アミノ酸」が内臓の働きを助ける効果にも関わってきます。
なぜ、アミノ酸が内臓の働きを助けるのかというと、アミノ酸はアルコールを分解します。
肝臓などの内臓が弱っている方は、塩分や脂物が多い食生活をしている人が多く、それ以上にアルコールを大量に摂取する習慣がある人が多いです。
そこで、すっぽんが持つアミノ酸素がアルコールを分解することで、肝臓などの内臓の働きを助けてくれるのです。
・貧血予防効果
すっぽんには、ミネラル(亜鉛・鉄分)がたくさん含まれています。
特に、鉄分と言うと、貧血予防に効果があると言われています。
よく、鉄分が豊富に含まれているレバーやほうれん草が貧血予防に効果があると言われるのを、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
すっぽんには、貧血予防に効果的だと言われている亜鉛や鉄分などのミネラルが豊富に含まれているため、貧血予防効果があります。
滋養強壮効果
ここまで、いくつかすっぽんが含む成分についてご説明しましたが、この中でも特に「アミノ酸」「不飽和脂肪酸」「ミネラル」が滋養強壮効果につながっていると言われています。
滋養強壮とは、健康な身体をつくるという意味ですが、このことから「すっぽんは精力増強効果がある」とも言われています。
上記6つがすっぽんが持つ効果です。
続いては、すっぽんが髪質まで良好にする理由をご説明します。
すっぽんが髪質まで良好にする理由とは?
それは、すっぽんに「コラーゲン」が豊富に含まれているからです。
美容院で髪の乾燥や痛みを防ぐためにトリートメントをしたことがある方の中には、コラーゲンが豊富に含まれているトリートメントをしたことがある方も多いのではないでしょうか。
トリートメントと同じ原理で、すっぽんが持つコラーゲンが髪質を良好にするのです。
髪質を良好にするすっぽんの成分とは?
先ほど、髪質を良好にするのは、すっぽんが持つコラーゲンであることをご紹介しました。
続いては、このコラーゲンの働きの詳細について、そして、すっぽんが持つその他の成分も髪質を良好にするポイントを握っているので、ご紹介します。
コラーゲンの働きについて
髪質を良好に保つためには、頭皮に栄養を行き届かせて、頭皮から十分な栄養を髪に渡るようにすることが必要です。
そこで、必要になる栄養が「コラーゲン」です。
通常、髪の毛が生えるもととなる頭皮の一番上の層にある真皮にはたくさんの毛細血管が通っています。
その毛細血管からコラーゲンを通わせて、髪の毛に栄養を与えます。
そのため、真皮にあるコラーゲンが少ないと、髪の毛にコラーゲンが行き渡らず、髪質が悪くなります。
髪質が悪いというのは、髪の毛が乾燥をしてパサパサしたり、枝毛や切れ毛、場合によっては抜け毛になる状態のことを指します。
そこで、すっぽんが持つコラーゲンの働きにより、頭皮の真皮は栄養で満たされ、髪の毛まで十分に栄養を通わせることができ、髪質を良好にします。
アミノ酸の働きについて
先ほど、良好な髪質をつくるにはコラーゲンが必要であることをご説明しましたが、コラーゲンの他にも「たんぱく質」が必要です。
すっぽんには、たんぱく質を生成する「アミノ酸」が豊富に含まれています。
つまり、すっぽんを摂取してアミノ酸が体内に入り、アミノ酸の効果でタンパク質を生成することで頭皮にタンパク質の栄養が広がり、良好な髪質をつくることができます。
ビタミンB1,B2の働きについて
すっぽんに含まれるビタミンB1,B2は、良好な髪質をつくるために大きな影響はありません。しかし、この2つの栄養は免疫力を上げる作用があります。
ビタミンB1,B2の摂取量が少ないと、免疫力が低下します。
免疫力が低下すると、風邪をひきやすくなるなど体調を崩しやすくなります。
そして体調を崩すと、身体を健康な状態に改善させるために摂取したさまざまな栄養は、免疫力アップのために、すべての力を注ぎます。
その結果、髪の毛の栄養は後回しになり、良好な髪質とはかけ離れてしまいます。
つまりビタミンB1,B2は良質な髪質を作るために直接的な影響はなくても、良好な髪質をつくるために必要な栄養が他の場所で使われないように、役立つ仕組みがあるのです。
最後に
すっぽんでパサパサ髪とさようなら!髪質を良好にしよう!
今回は、すっぽんの効果と、髪質を良好にする理由と関係する栄養素についてご紹介しました。
すっぽんを摂るには、すっぽん料理を食べることはもちろん、最近は手軽に摂取できるサプリメントも販売されています。
健康・美肌・良好な髪質と、良いことだらけのすっぽんをぜひ摂ってくださいね。