コラーゲンが豊富な食品とコラーゲンの効果的な摂り方

美肌を保つために欠かせないコラーゲンは、加齢とともに失っていくため、外側から補う必要があります。

では、コラーゲンはどんな食べ物に含まれているのでしょうか。また、どのような摂り方が最も効果的なのでしょうか。

ここでは、そんなコラーゲンについて詳しくご紹介していきます。いつまでも若々しい美肌でいるために、ぜひチェックしてくださいね。

コラーゲンとは?

まずは、コラーゲンはいったい何なのかを最初に知っておきましょう。

コラーゲンはたんぱく質の一種です。そして、皮膚や骨、血管、臓器などに存在し、人間を構成しているのです。また、体を構成しているたんぱく質のうちで、コラーゲンは約3分の1も占めています。

コラーゲンはほかのたんぱく質と同じように、アミノ酸を原料として生成されています。しかし、コラーゲンは体内に入ると分子構造が大きいので、そのまま体に吸収されることは難しいのです。そのため、必ずアミノ酸に分解されることで、必要に応じて再合成されていきます。

コラーゲンをスムーズに生成するには、身体への吸収率をいかに効率よくするかが大事なポイントとなります。

コラーゲンの種類

コラーゲンは、実はひとつではありません。コラーゲンにはいくつかの種類があるのです。

  • I型コラーゲン(線維性コラーゲン):体内に最も多く存在するコラーゲンです。骨や皮膚を形成しており、弾力性を持たせる働きがあります。
  • Ⅱ型コラーゲン(線維性コラーゲン):関節や軟骨に存在し、眼球の角膜や硝子体の成分でもあります。
  • Ⅲ型コラーゲン(線維性コラーゲン):主に臓器に含まれているコラーゲンです。細い繊維質で、組織に柔軟性を与えています。
  • Ⅳ型コラーゲン(非繊維性コラーゲン):皮膚の表皮と真皮を繋ぎとめる働きを持っています。基底膜に存在するコラーゲンでもあります。
  • Ⅴ型コラーゲン(線維性コラーゲン):血管や胎盤、平滑筋に含まれています。Ⅰ型やⅢ型コラーゲンの含まれり組織に少量含まれています。

コラーゲンはいろいろなところに…

今では、化粧品などでコラーゲンの存在はかなり知られていますが、ほかにもいろいろなところに存在しています。

化粧品以外にも、サプリメントや写真フィルム、バイオテクノロジーなど様々な分野で利用されているのです。特に注目されているのが医療分野です。

人間のあらゆる部分に分布し、適応性の高いコラーゲンの性質が医療分野で役立っているのです。コラーゲンは、人工軟骨や人工皮膚、人工血管、インプラントなどの材料として使われています。

コラーゲンの働き

人間の肌は表皮と真皮で構成されていて、表皮が外からの刺激から真皮を守り、真皮層に含まれているコラーゲンが肌のハリや弾力を維持しています

しかし、毎日何気なく当たっている紫外線がコラーゲンにとって敵となっているのです。

毎日の紫外線対策をしっかり行っていない肌は、コラーゲンを中心とした大切な成分を紫外線のダメージから防ぐことができないのです。紫外線は表皮まで届き、うるおいを保つコラーゲンを破壊してしまうのです。

真皮のコラーゲンが不足すると、保湿力が衰え、肌はどんどん乾燥してしまいます。そして、乾燥によってシワやたるみ、くすみなどの肌老化が引き起こされていくのです

加齢によるコラーゲンの減少

コラーゲンの生成量は、加齢とともにどんどん減少してしまいます。10代後半から30代前半をピークに、加齢とともにコラーゲンは減り、肌はハリや弾力が失われていくのです。

失ったコラーゲンは、人間の体内では作り出すことが難しいため、徐々に失われるコラーゲンは外側から補うことが大切です。

コラーゲンを多く含む食べ物

失ったコラーゲンを補うには、食べ物から摂取することが大切です。コラーゲンを多く含む食べ物には、海洋性食品と動物性食品の2つがあります。

コラーゲンを多く含む海洋性食品

  • すっぽん
  • エイヒレ
  • 魚の皮
  • うなぎ
  • なまこ
  • エビ
  • カレイ
  • くらげ

コラーゲンを多く含む動物性食品

  • 鶏の皮
  • 豚足
  • 手羽先
  • 牛筋
  • 牛テール
  • 豚バラ肉
  • 軟骨

コラーゲンを多く含むほかの食品

  • ゼラチン
  • 杏仁豆腐
  • ゼリー
  • プリン

コラーゲンの効果的な摂り方

それでは、コラーゲンはどうやって摂ることが効率的なのでしょうか。ここでは、コラーゲンの効果的な摂り方をご紹介します。

コラーゲンとビタミンC

コラーゲンは単体で摂取するより、ビタミンCと一緒に摂ることでコラーゲンの吸収がより高まると言われています。

たんぱく質であるコラーゲンは、体内で一度アミノ酸に分解されると、体内で吸収されて関節や皮膚に届きます。そして、その再合成を助けるのがビタミンCなのです。

コラーゲンとビタミンCを一緒に摂ると、肌や関節、骨などを強くし、全身の健康維持により役立つのです。

コラーゲンはサプリでとろう!

コラーゲンはサプリで摂ることがおすすめです。

コラーゲンは毎日の食事でも摂取できますが、1日の食事だけでコラーゲンの必要量に到達するのはかなり難しいのです。そのため、毎日の食事に気を付けながら、コラーゲンのサプリで足りない分を補うことが効率的な方法でしょう。

サプリの飲み方について

コラーゲンのサプリは、自分の飲みやすい時間に取ることが飲み続けられるポイントですが、夜寝る前の時間に摂取するとより効果的です。

肌のターンオーバーが行われるのは夜の10時から深夜2時ころと言われています。そのため、夜の10時前にコラーゲンサプリを摂り、肌のターンオーバーが行われる時間帯にしっかり睡眠をとることが大切です。このように、サプリを飲む時間にも気を付けることで、高い効果が出やすくなるのです。

まとめ

いかがでしたか?

コラーゲンは女性にとって、化粧品のイメージが強いかと思いますが、眼球や軟骨など体にもともと存在する成分でもあるのです。コラーゲン不足になると、肌が衰えやすくなるだけでなく、体のあらゆるところに影響が及びます。

加齢とともに失われていくコラーゲンは、毎日の生活でしっかり補うことが大切です。

食事でコラーゲンを補うことも大切ですが、難しい場合は、サプリなどを活用することがおすすめです。ぜひ、食事とサプリで効率よくコラーゲンを摂取してくださいね。

TOP