爪が割れやすい方は要注意!爪に必要な栄養素とは

人によって爪の強さは違い、割れにくくて長く伸ばせる人もいれば、少し伸びただけでもすぐに割れてしまう人もいます。

この爪の強度は元々の爪の薄さも関係していますが、実はそれだけでなく栄養素が爪に行き渡っているかということも重要です。
爪の健康を保つためには、爪に良い栄養素を普段からしっかりと摂ることが必要だとされています。
割れにくい爪を作るために摂るべき栄養素についてご説明します。

そもそも爪って何で作られているの?

爪はケラチンというたんぱく質が変化した成分からできているものです。
皮膚が角質化してできたものだと言われている爪を健康に保つためにも、皮膚にとって必要な栄養素が欠かせません。
実は爪は髪の毛と同じ成分から作られているため、皮膚だけでなく髪の毛に必要な栄養を摂ることも有効だと言われています。

爪が弱くなる原因とは

爪は見ただけで過去3ヶ月程度の状態がわかると言われているほど、体の内側の栄養の状態が表れやすいものです。
爪が弱くて割れやすくなってしまう原因は、栄養のバランスが悪くなっていて栄養不足に陥っている可能性が高いです。
他にも、乾燥など外側からの悪い影響が爪の健康に関わっていることもあります。
更に、洗い物やジェルネイルなど爪に直接触れるものが原因で爪が弱くなってしまう場合もあるので注意が必要です。
特にジェルネイルは続ければ続けるほど爪が薄くなって弱くなってしまうとともに、爪から健康状態を確認することもできなくなってしまいます。
爪が薄く割れやすくなってきたという方は、たまには思い切ってジェルネイルをお休みする期間も必要です。

健康な爪を作る3つの栄養成分とは

爪には主に3つの栄養成分が必要だと言われています。
その3つの栄養成分とは、たんぱく質とミネラル、そしてビタミンです。
それぞれの栄養成分について詳しく見ていきましょう。

たんぱく質

爪は主成分がたんぱく質であることからもわかるように、たんぱく質が不足した状態だと強い爪を作ることができなくなってしまいます。
爪を健康で強く保つためには、たんぱく質をしっかりと摂っていくことが重要です。
たんぱく質には動物性たんぱく質と植物性たんぱく質の2つの種類があり、動物性たんぱく質には爪に弾力を与える役割、植物性たんぱく質には爪を丈夫にする役割がそれぞれあります。

ミネラル

ミネラルが不足するとターンオーバーが遅くなり、乾燥などの肌トラブルが起こります。
そして、それは肌だけでなく爪にも同じことが言えます。
爪に必要なミネラルとして代表的なものが亜鉛で、亜鉛が不足していると爪に白い斑点や縦線ができるなどの目に見える形でそれがわかるようになります。
他にも、亜鉛不足は爪が伸びるのが遅くなってしまったり、爪の形が変わってしまうなどの影響を及ぼします。
亜鉛にはたんぱく質を合成する役割もあるため、その亜鉛が不足すると爪にも悪影響が起こるという仕組みになっているのです。

ビタミン

ビタミンは肌や髪にも良い栄養素で、もちろん丈夫な爪を作るためにも必要な栄養素です。
きちんと栄養を摂れているつもりになっていても、ビタミン不足になっていると体の端にある爪にまでその栄養が使われなくなってしまうかもしれません。
ビタミン不足では爪の乾燥も招くので、普段から爪を見ておくことで自分の体が健康であるかをチェックしておくと良いかもしれませんね。

爪を強くするために摂りたいビタミン

一言でビタミンと言っても、ビタミンには13種類があって爪に対する役割もそれぞれで異なってきます。
したがって、爪に良いビタミンを効率良く摂れていなければ、自分ではビタミン不足が解消できていると思っていても爪が綺麗にならないかもしれません。
爪に良いとされるビタミンはもちろん他にもあるのですが、今回は特に爪にとっては欠かすことのできない代表的な5つのビタミンをご紹介します。

  1. ビタミンA
    ビタミンAは皮膚や粘膜を作る働きのあるビタミンで、爪を作るケラチンを作るのを助ける役割もあります。
    爪は皮膚が角質化してできたものでもあるので、皮膚を作るのに良いとされているビタミンAは爪にも良いと言えるのです。
    丈夫な爪を作るためにも積極的に摂っていきましょう。
  2. ビタミンB2
    ビタミンB2は新陳代謝を高める働きのあるビタミンで、細胞をさせたり促進させるのに有効です。
    そのビタミンB2は、爪の新陳代謝を活発にして細胞を再生させてくれます。
    そのため、健康な爪が生えてきてスムーズに新しい爪が伸びていくなど、爪の成長には必要な栄養素となっています。
  3. ビタミンB6
    ビタミンB6にはたんぱく質の代謝を高める効果があります。
    爪の主成分であるたんぱく質の代謝が高まることによって、丈夫で健康な爪が育ちます。
    ケラチンを作るのにもビタミンB6が関係しているので、爪が割れやすくなった時にはビタミンB6を摂るようにしてください。
  4. ビタミンC
    ビタミンCには爪のために摂りたいミネラルの一つである亜鉛の吸収を高めてくれる効果があります。
    また、たんぱく質の元にもなっているコラーゲンを生成するのにも有効で、爪を綺麗にする効果も高いです。
    爪は皮膚の一部であることから、コラーゲンを作るビタミンCが爪にも良いということを覚えておきましょう。
  5. ビタミンE
    ビタミンEには血行を促進する効果があり、爪のツヤや弾力を高める効果があります。
    ビタミンEが不足すると爪が丈夫でなくなり、割れやすくなったりツヤのない状態になってしまいます。
    丈夫で健康な爪を作るだけでなく見た目を綺麗に保つためにも、しっかりとビタミンEを摂ることが大切です。

まとめ

爪は体の健康状態がわかる意外と重要なもので、爪が割れやすい方は体に不調が起こっている可能性があったり、足りない栄養があるのかもしれません。
爪が割れやすくなっていたら今の栄養状態を一度見直してみて、食生活を改善させてみてください。
また、内側からだけでなく外側からネイルケアクリームなどで爪の乾燥を改善させることも重要です。
爪も肌と同じように内側からのケアと外側からのケアを同時に行うことで良い状態を作ることができます。
爪の健康のためには普段からどちらのケアも怠らないようにすることがポイントです。

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