原因が分からないが、なんとなく体調がよくないといった時、最近では一般の病院でも漢方薬が処方されることが多くなりました。
漢方薬は、化学的に合成された西洋薬のように、感染症など急を要するものには向きませんが、体全体のひずみを改善し、トータルでケアするには効果的です。
目次
身近な漢方の使い方
漢方といえば難しい処方が必要な薬と思いがちですが、昔から身近な野草が薬として用いられてきました。
いくつかご紹介したいと思います。
- タンポポ
身体にこもった余分な熱を取る作用があるため、全草を乾燥させて煎じて、扁桃腺炎や上気道炎の薬として用いられてきました。漢方薬としてタンポポが含まれるものは蒲公英湯、五味消毒飲などがあります。 - ドクダミ
初夏に白い花をつけるこのドクダミは、十薬という名前で呼ばれます。
使い方は、乾燥させて煎じたものを下痢や便秘、咳や痰の緩和のための内服薬として用います。また、外用薬として湿疹の痒みにも使用できます。 - しょうが
漢方の世界では、生姜(しょうきょう)という名前で呼ばれます。
使い方は、お湯にしょうが、はちみつ、葛を入れて飲んだり、ミルクティーに入れるのもオススメです。
身体を温める他、吐き気、酔い止めにも効果を発揮します。 - クコの実
近年「ゴジベリー」と呼ばれ、海外セレブたちからも注目を集めるスーパーフルーツです。
滋養強壮、疲労回復の他、アンチエイジングや視力回復にも効果を発揮します。味に少し
独特の苦みがあるため、ヨーグルトや杏仁豆腐、フルーツグラノーラに混ぜて食べます。
すっぽんの効能
そんな数ある漢方の中で特に注目したいのが「すっぽん」です。
中国から伝わったすっぽんは、体力回復や美容に効果があると食されてきましたが、微熱やのぼせ、ほてり、のどの渇きなどの緩和にも効くことから、漢方薬としても親しまれてきました。
近年では、より飲みやすく工夫されたサプリメントに人気が集まっています。
すっぽんサプリには、人の体に必要な栄養成分がほぼすべてといっていいほど含まれているので、様々な不快症状の改善に効き目があります。
すっぽんサプリは男性にも女性にも効果がありますが、男性にとっては各種ミネラル成分の中でも精力増強に効く亜鉛やアルギニンが魅力的です。
女性は、生理によってヘモグロビンが損失するので、鉄分を摂取することが大切ですが、すっぽんサプリには、鉄分が含まれています。
また、更年期以降の女性は骨粗しょう症にかかりやすい傾向にありますが、すっぽんサプリにはカルシウムも含まれているので、すっぽんサプリのみで効率よく栄養成分を摂ることができます。
*鉄分はヒジキ、レバー、ウナギ、貝類などにも多く含まれています。
医食同源
中医学では薬と食べ物は同じで、それぞれの食品の効能を活かして食事に取り入れることで体の不調を改善していこうといった考え方の学問です。
中医学を活かした食事が薬膳で、食材の相乗効果を得るために取り合わせを大切にしています。
例えば、すっぽん鍋は滋養強壮と美肌効果に優れていますが、すっぽんの栄養成分に足りないものがビタミンCなのです。
薬膳料理としてのすっぽん鍋には必ず野菜がつけられますが、とても理にかなっています。すっぽんなべの最後に雑炊として食べきりますが、溶けだした栄養成分をすべて血や肉にすることができます。
漢方食材の働きについて
中国最古の薬物書の「神農本草経」によると、生薬は「熱、温、涼、寒」に分かれており、
症状によって上手く使い分けることが大事とされています。
食材もまた生薬と同じように分けられ、体を冷やすことで体内の余分な熱を取るのが「涼、
寒」の食材で、トウガンや緑豆、ハト麦、ウコンなどです。
「熱、温」の食材は、体を温め血液のめぐりや気の流れをよくし、新陳代謝を高めてくれます。シソやショウガ、ネギ、紅花などです。
効果が倍増する食材の組み合わせ
- ウナギのやまかけ
ウナギのかば焼きをひと口大に切って、すりおろしたヤマイモをかけて、わさび醤油をそえます。滋養強壮効果の高いウナギとヤマイモを同時に食べることで、夏バテ解消や老化防止に効果的です。 - 鶏肉とネギのコショウ炒め
鶏肉をひと口大に切って、塩コショウし小麦粉をまぶします。ネギは斜め切りにし、フライパンにサラダ油を熱し鶏肉を炒め、鶏肉に火が通ったらネギを加えてサッと炒めます。
体を温める食材の組み合わせで、夏風邪や冷え対策に効果的です。
薬膳や薬膳茶で血行を良くすると、肌がワントーン明るくなります
男性も女性も、年齢とともに肌にくすみが出てきますが、食材の取り合わせ効果を知り、体質に合わせた薬膳料理を食べて、それを補うすっぽんサプリを飲むことによって、体の中から若返ることができます。
気、血、水の過不足や滞りがあるとおこる体の不調
中医学では、気、血、水の3つが体内を循環することによって健康が保たれると考えられています。3つのうちどれかが不足すると体に不調が起こります。
気とは活力のもとで、血液や水分を巡らせ、新陳代謝を高めます。
血は細胞に酸素や栄養を運び、それぞれの機能が十分に働くようにしてくれます。
水は体を潤す役目をしており、免疫システムに関係しています。
- 気のめぐりが悪いとき
イライラしたり、肌があれたりします。対処法は深い深呼吸をしたり、柑橘系の香りをかぐなどして神経をリラックスさせます。効果的な漢方薬は半夏厚朴湯などです。 - 血の巡りが悪いとき
慢性的な頭通や肩こりがあります。対処法は、運動で血流を良くすることです。冷たいものの摂り過ぎや、座りっぱなしはよくありません。また、血が足りないときは、目まいや立ちくらみ、貧血などの症状があります。睡眠をしっかりとることが大切です。効果的な漢方薬は人参養栄湯などです。
漢方薬を使うにあたって
漢方薬を使いたいときは病院、漢方専門薬局、市販品から選びます。
しかし、漢方薬は体に合っていないと副作用が生じる場合もあるので、自己判断で選ぶことはおすすめできません。
病院や、漢方薬局で処方してもらう方が安心できます。
風邪の初期などに用いる葛根湯などはドラッグストアで購入しても比較的問題はないようですが、1週間程度服用しても効果が得られない場合は、専門の機関で相談しましょう。
まとめ
ゆるやかに効く漢方薬は、即効性はないものの様々な不調に働きかけ、病名のつかない体のだるさや心の不安やイライラを改善してくれます。
また、冷えや肩こりなど生活習慣からくる様々な不調も、漢方を上手に使うことで解消することができます。
漢方薬は薬なので慎重に選ぶ必要がありますが、漢方薬と同じ効果が期待できるすっぽんサプリなどは、インターネット通販でも簡単に購入できます。
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