混合肌は乳液選びを慎重に!混合肌のためのスキンケアの基礎知識

皆さんは、ご自身のお肌のタイプに合ったスキンケアができていますか?

お肌のタイプは人それぞれであるように、スキンケアの方法も人それぞれです。しかし、実際にご自身のお肌のタイプをしっかりと把握し、お肌のタイプに合うスキンケアをできている方は多くありません。

ご自身のお肌のタイプに合ったスキンケアを行わないと、肌荒れやお肌の老化の原因となります。お肌がコンプレックスになると、自信がなくなり、何事にも消極的になってしまいがちですよね。

そのため、今回は、あまり知られていない「混合肌」のスキンケアの基礎知識についてご紹介します。「様々なスキンケア方法を試してみたのになかなかお肌のトラブルが改善しない…」という悩みを抱えている方や、「もしかしたら自分は混合肌かもしれない」、と感じる方はぜひご参考にしてください。

 

混合肌とは?

私たちの肌質は、大きく分けて、

  • 比較的お肌のトラブルが少なく、理想のお肌と言われている普通肌(ノーマルスキン)
  • 水分・皮脂分泌量が多く、ニキビや吹き出物ができやすい脂性肌(オイリースキン)
  • 水分量が少なくかさつき気味で、しわやたるみに繋がりやすい乾燥肌(ドライスキン)
  • お肌の水分保持・外部からの刺激をブロックする役割を持つバリア機能が低下し、ちょっとした刺激で炎症やかゆみなどを引き起こしてしまう敏感肌
  • 水分量が少なく皮脂分泌量が多いという、脂性肌と乾燥肌が混ざった混合肌(ドライ&オイリースキン)

以上の5種類となります。

今回ご紹介するのは、Uゾーン(フェイスライン)は乾燥しやすく、Tゾーンは皮脂でテカリがち…という、乾燥肌と脂性肌の特徴が混ざった「混合肌」についてです。

じつは、お肌の状態はいつも一定ではなく、気候や体調、生活習慣によって左右されやすいので、日本人の多くがこの混合肌に当てはまると言われています。

しかし、異なるお肌のタイプが混ざっていると、どのようなスキンケア方法をとればいいのか悩んでしまいますよね。

それでは、そんな頭を抱えさせる混合肌になってしまう原因とは、どのようなものでしょうか。

 

混合肌になってしまう原因

混合肌になってしまう主な原因として、間違ったスキンケアが挙げられます。

異なるお肌のタイプが混ざった混合肌は、ご自身が気になった部位のスキンケア方法を選んでしまいがちです。

Tゾーンのテカリが気になって、皮脂の分泌量を抑えるスキンケアを顔全体に続けていたら、もともと乾燥しているUゾーンの乾燥がさらに悪化し、Tゾーンはお肌の健康を保つために本来必要な皮脂量を補おうと皮脂を多く出して、皮脂量の差がどんどん大きくなっていくという悪循環に陥ることがあります。

また、すでに皮脂が多いTゾーンが水分を補う保湿ケア程度で十分だったところを、Uゾーンとともに油分も補う保湿ケアを行うことで、Tゾーンがさらにテカリやすくなってしまいます。また、過剰な皮脂の分泌はニキビや吹き出物の原因となり、肌荒れになります。

ご自身が気になったお肌の悩みだけのスキンケアになってしまう傾向にありますが、しっかりとどちらにも気を遣ったスキンケアを行うことが求められます。

 

混合肌を改善するスキンケア方法

混合肌を改善するためには、「清潔を保つ」ことが基本です。

混合肌の場合も、クレンジングや洗顔では、不要なメイクや汚れを落としてお肌の清潔を保つことが重要です。メイクをしたまま寝る、雑に落としたままにする、ということだけは避けてください。

メイクは放置していると酸化し、お肌に大きなダメージを与えます。不要な汚れを翌日まで持ち越さず、寝る前にしっかりと清潔な状態にしましょう。

混合肌のクレンジングは、乾燥肌の改善を意識して行うことをおすすめします。脂性肌向けのクレンジングは洗浄力が高い分、お肌の負担が大きいというデメリットがあります。乾燥肌の部位には好ましくありません。

クレンジング方法としては、以下のことを守ってください。

  • 濃いメイクの時は専用のリムーバーで落とす
  • 手のひらにクレンジング料をとりあたためる
  • お肌の負担を軽くするため、皮脂の多いTゾーンから洗う
  • ぬるま湯ですすぐ

洗顔料もクレンジング同様に、お肌に負担を与えないように、なるべく優しいものを選びましょう。よく泡立て、クレンジングと同じ要領で汚れを洗い落としてください。

そして、次に大切なのが「保湿」です。

どのお肌のタイプでも、スキンケアに欠かせないのが保湿です。Uゾーン、Tゾーン問わず、洗顔後は必ず保湿を行いましょう。

 

混合肌のためのおすすめ乳液

保湿をするためには、化粧水の後の乳液が重要です。化粧水のみの場合、水分が蒸発し、乾燥を悪化させてしまうからです。化粧水をつけた後は、乳液でお肌にフタをして仕上げるのがおすすめです。

しかし、混合肌の場合、この乳液選びに悩んでしまいますよね。ここでは、混合肌のためのおすすめ乳液をご紹介します。

セラミドやヒアルロン酸などの成分が配合されている

セラミドは、細胞と細胞の隙間を繋ぐような役割をする、お肌のうるおいに欠かせない大切な成分です。ヒアルロン酸もセラミド同様、高い保水性が特徴で、十分な保湿効果を期待できるでしょう。

これらの成分は皮脂量と水分量のバランスを整える働きがあり、加齢とともに減少していく成分なので、意識して摂取することが大切です。

こだわりの天然成分

皮脂の分泌量が多いTゾーン周りのニキビや吹き出物が気になるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方々は、天然成分にこだわり、お肌への負担が少ない乳液を選びましょう。配合されている天然成分が優しくお肌の奥に栄養を運んでくれます。

天然成分がお肌の奥に浸透することで、ニキビや吹き出物の改善効果を期待できます。

皮脂ケアができる

お肌の状態によって、皮脂の量を調節する必要があるのですが、乳液で「皮脂ケア」が可能なものを選ぶと、お肌の状態をコントロールすることが可能です。

皮脂ケアができる乳液としては、抗炎症作用をもつ成分が配合されている乳液がおすすめです。抗炎症作用をもつ「アラントイン」、整肌成分の「イノシトール」などが皮脂ケアに効果的です。

混合肌の方は、乳液に悩んだ時は、配合されている成分を気にしてみてください。

 

正しいスキンケアでテカリも乾燥もノックアウト!

いかがでしたか?

ご自身の今のお肌の状態が混合肌かもしれない、と感じる方は、スキンケア方法を見直し、テカリや乾燥の改善を目指してください。

乳液以外にも、美容クリームやファンデーションにも保湿成分が豊富に配合されているものもあるので、ご自身が使いやすいと思えるアイテムを探してみてください。

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