皆さんは「ゴツコラ」というハーブをご存知でしょうか。
インドではとても有名なハーブで「ブラフミ」と呼ばれているそうです。
中国では不老不死の薬とも言われていて健康効果がとても注目されているハーブです。
世界保健機構でも健康に良い薬草として認められているそうで、かなり注目度が高いことが分かります。
健康に良いとされているハーブは沢山ありますが、この「ゴツゴラ」にどのような成分が含まれていてどのような効果・効能が期待できるのか気になりますね。
世界中で注目されている「ゴツゴラ」について早速調べてみました。
目次
ゴツコラとは
分類表
- 植物名 :ツボクサ(ゴツコラ)
- 原産地 :日本、中国、東南アジア
- 科 :せり科
- 属 :ツボクサ属
- 類 :キク類
ゴツゴラは上記のように分類されていました。
日本名を見てください「ツボクサ」とありますね。
皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか。
「ゴツゴラ」は日本でいう「ツボクサ」の事だったのです。
せり科の植物で、セリは無病息災を願う七草がゆでも知られていますよね。
どうして「ゴツゴラ」という呼び名になっているのか詳細は不明ですが、ハーブ医療の現場利用される場合や漢方で使用する場合は「ゴツゴラ」と表記されているようです。
この他の呼び名もあるとされていて、その呼び名を調べてみると非常に沢山あるので驚いてしまいます。
ゴツコーラ・ゴトゥコラ・ゴッコ―ラ・センテラ・センテラアジアティカ・積雪草などの呼び名があるようです。
ハーブ医療って?
皆さん、ハーブ医療ってどんなものかご存知でしょうか。
ハーブ医療は民間療法になります。医薬品ではなく自然の植物を使って、体に生じている不調や精神的ストレスなどを緩和していく療法になります。
アロマテラピーもハーブ療法の1種です。
アロマの香りを用いて自律神経のバランスを整えたり、ストレスを和らげる効果があるとされていますね。
「ゴツゴラ」はインドで古くからハーブ療法として用いられていて様々な効果を発揮してきていることから魔法の植物と言われたりしています。さらに若返り薬としても知られているようです。
若返りの薬と聞いたら何だかみたくなりますよね。
現代人はアンチエイジングに興味を持っている人や、積極的にエイジングケアしている人多いですからそういった点からも「ゴツゴラ」が注目を集めているのでしょう。
ゴツコラの成分とその効果効能
では早速「ゴツゴラ」に多く含まれている成分や各成分の効能・効果についてみていきましょう。
主成分
・カロチン・ビタミンC・トリテルペン・サポニン
・アジア酸・マディッカソ酸・センテラ酸・アジアコシド
鉄やビタミンB1、ナイアシン、カルシウム、カロテン、ビタミンCは良く知られている栄養素ですね。
鉄分は女性が不足しやすく不足してしまうとめまいや立ちくらみなど貧血の症状に悩む事になってしまいます。
ビタミンB1は脂質の代謝をコントロールしてくれる栄養素です。スタミナとも関係しています。
ナイアシンは細胞の生まれ変わりをサポートする働きがあります。精神疾患予防にも欠かせない栄養素とされています。
カルシウムは骨を丈夫にしてくれるミネラルで不足すると骨粗鬆症のリスクが高まるとされています。カロテンやビタミンCは美肌作りに欠かせない栄養素ですね。
良く聞く栄養素の働きは皆さんもだいたいご存知だと思います。
「ゴツゴラ」に含まれる栄養素を見てみるとあまり聞いたことが無い栄養素もありますよね。
それらの働きについてもみていきましょう。
ゴツコラの効果効能
ゴツコラのすばらしい効果効能についてです。
女性が目指す美肌をはじめ、男性にもうれしい、様々な効果効能があります。
美肌・アンチエイジング効果
「ゴツゴラ」に含まれているアジア酸やアジアコシド、マディッカソ酸、そしてビタミンCによる働きが美肌・アンチエイジング効果になります。
皮膚細胞の修復をしてくれる栄養素が含まれていますので皮膚トラブルを緩和したり早く治るようにサポートしてくれる効果が期待できます。
日焼けやシミ、ニキビ、肌荒れ、その他皮膚疾患に対して効果を期待できます。
さらにカロテンやトリテルペン、サポニン、ポリフェノールが含まれていますのでお肌のターンオーバーを促進させてシミができにくいようにしてくれたり、肌の生まれ変わりが促進されるので、透明感のあるお肌に整ったり、古い角質がしっかり剥がれてお肌のごわつきが無くなったりという美肌効果が期待できます。
肌のターンオーバーが正常であると肌がつるんとしますし、若々しい肌を維持できます。
このように美肌成分が多い「ゴツゴラ」は、化粧品でも配合されていることがあります。
特にアンチエイジング化粧品に多く配合されています。
コラーゲンやヒアルロン酸の合成も促すことができ、乾燥、たるみ、毛穴などお肌のトラブル全般に良い働きが期待できます。
「ゴツゴラ」は化粧品でも使われていたとは驚きですね。
「老化防止の長寿薬」と呼ばれているので化粧品に配合されていると高いエイジング効果をもたらしてくれるのではないかと感じますね。
神経・脳細胞活性化
「ゴツゴラ」を摂取することにより、思考が明晰になり記憶力や集中力、認知力が高まり、脳の神経細胞が7倍になるとの結果が報告されています。
記憶力や集中力が高まるという事は、勉強でとても役立つことが分かります。
学生さんのために受験用サプリとして「ゴツゴラ」を配合しているサプリメントが販売されている国もあるようです。
学生でなくとも記憶力や集中力を高めたい時はありますので、仕事の能率を高める時などに「ゴツゴラ」を摂取したいですね。
また認知力が高まるという点で、認知症予防としても効果を期待できます。
不安をしずめてくれる効果もあるとされていて、精神的に不安になりやすい人に対しても気持ちを落ち着かせてくれる効果が期待できます。
これらの働きが期待できることから、インドでは食べるIQといわれているらしいです。
疲労回復・血行改善・リラックス効果
「ゴツゴラ」に含まれているカルシウムやナイアシンによって脳神経のバランスを整えてくれることから、精神的な興奮、イライラを収める疲労回復効果が期待できるとされています。
イライラを抑えたりしてくれますのでリラックスできるようになります。
さらに精神的に落ち着きリラックスできると体の緊張もほぐれますので不眠の症状も
緩和されやすくなります。
血行促進効果もあり、肩こりや冷え性、むくみなどの血行不良によるお悩みの解決にも
役立ってくれます。
このリラックス効果と、神経を整える二つの作用で、うつ病や精神不安の完改善にも効果を発揮してくれることが期待できます。
解熱・鎮静・創傷治癒・打ち身治癒
「ゴツゴラ」には抗菌作用があるとされています。
抗菌作用により、外傷などの治療などにも効果が期待できます。
「ゴツゴラ」を乾燥させた茎と葉を煎じて、煎じた液を用いて傷口を洗浄する使い方をします。
生葉をすりつぶして外傷部分に直接つけるという方法もあります。
感染症や風邪の予防にも効果があるとされていて、免疫力を高める働きからアトピーやアレルギー症状の緩和にも役立ってくれます。
精力・体力低下の改善
これまでご紹介した「ゴツゴラ」に期待できる効果では、女性に嬉しい効果のほうが多いイメージでしたが、男性にも嬉しい効果が期待できるとされています。
「ゴツゴラ」には鉄やビタミンB1、ナイアシンが多く含まれていますが、これらの血流を良くる働きや血管を拡大する働きから精力アップの効果が期待できるとされています。
ストレスや緊張でのEDの改善、滋養強壮成分で体力アップにも効果的です。
デトックス効果
「ゴツゴラ」は血液をきれいにしてくれる効果も期待できます。
「血液クレンジング」が美容に良いと話題ですが「ゴツゴラ」によって同様の効果を期待できます。
排毒、利尿作用があり体内をデトックスしてくれ、便秘も解消してくれますのでダイエットに良い効果を期待できます。
体の中から美しくなれるなんて嬉しいですね。
摂取方法
さて「ゴツゴラ」の効能や効果についてご紹介しましたが「ゴツゴラ」はどのように摂取すれば良いのでしょうか。
おすすめの摂取方法をご紹介します。
□ハーブティー
ハーブティーは癖のある味もありますが「ゴツゴラ」の場合は癖が少なく、スッキリしていて飲みやすいのが特徴です。
温かいハーブティーを飲む事で身体を温めてくれますし、リラックスできます。
「ゴツゴラ」のハーブティーはノンカフェインなので就寝前でも安心して飲めます。
■飲み方
「ゴツゴラ」のハーブティーの淹れ方をご紹介します。
特別な作り方ではなく、他のハーブティーと同様の飲み方になります。
・お湯を注ぐ
・蓋をして4~5分ほど蒸らす
・温めておいたカップに注ぐ
□料理に入れる
「ゴツゴラ」は生でも食べることができます。野菜として食べることができるハーブです。
サラダのトッピングにぴったりです。葉っぱの形も可愛らしいのでお料理のアクセントになってくれます。
味は少し苦みがありますがそれが癖になるという人も多いです。
ゴツゴラで健康に
健康や美容に良いハーブ「ゴツゴラ」についてご紹介しました。
本当に色々な効果があるハーブですね。
皆さんも取り入れてみたくなったのではないでしょうか。
ハーブは自然のものなので副作用もなく安心して取り入れられます。
お薬に頼りすぎない健康な体を目指して早速「ゴツゴラ」を摂取してみてください。