すっぽんにはコラーゲンが多く含まれているというのがみなさんのイメージではないでしょうか？
他にもすっぽんにはさまざまな効果があると言われており、その健康効果を最大限に引き出すにはどういったことに注意すればいいのでしょうか？
ここでは、すっぽんの効果を最大限に引き出すためにはどうすればいいのかなどについてまとめてみました。
日ごろから生活習慣病がきになっているみなさんは、ぜひご参考になさっていただきたいです！
すっぽんの健康効果
どうしてすっぽんは健康に効果があると言われているのでしょう。
それはその有効成分にあるようです。
すっぽんにはさまざまな有効成分がバランスよく配合されていますが、有名なのはコラーゲンでしょう。
甲羅にあるエンペラという部位に質のいいコラーゲンが豊富に含まれており、このコラーゲンを効率よく摂るにはビタミンCが必要で、緑黄色野菜やビタミンCサプリなどと摂ることが大切です。
さらに、すっぽんにはアミノ酸が豊富ですが、その中でも注目すべきなのが必須アミノ酸でしょう。
この必須アミノ酸は、人間の体の中では生成できないと言われています。
アミノ酸は体内でたんぱく質に変わり、臓器や筋肉を作るのに使われます。
さらに、ホルモンや酵素の材料にもなる成分ですが、それがすっぽんから摂れるなんてすばらいしですよね？
すっぽんにはカルシウムも豊富でこれは歯や骨を生成するのに重要な成分で、人間の健康にとても大切です。
リノール酸もすっぽんには豊富で中性脂肪やコレステロール値を下げる効果があるため、血液をさらさらにする効果も期待できます。
また、すっぽんにはビタミンB類も豊富で、これも体には大切な栄養素で、血液と深い関係があり貧血防止に役立ちます。
疲労回復効果が絶大
すっぽんに疲労回復効果があるのをご存じですか？
すっぽんの成分の中でも特に効果があるのが疲労回復効果なのです。
ビタミンB群の中でもビタミンB1は体の中でチアミンリニン酸という補酵素に変わり、これはエネルギーを生成する回路で糖質代謝に働きかけると言われており、体内でエネルギーとして使用される物質を合成させるそうです。
こういった作用によりエネルギー生成に関係するので疲労回復に絶大な効果があるわけですね。
さらに、ビタミンB2についてですがこれは体内でフラビンモノヌクレオチドなどの補酵素に変わり、これはアミノ酸や脂肪酸、糖などを代謝することによってエネルギーを作りだすのを促進します。
これもエネルギー生成に関係しているため疲労回復に効果があるわけですね。
さらに、ビタミンB6についてはどうなのでしょうか？
これは肝臓の中でピリドキサールリン酸という名前の補酵素に変換され、脂質を代謝する働きがあると言われています。
ビタミンB12はアデノシルコバラミンやメチルコバラミンといった補酵素に変換され、これは体全体の細胞を代謝するのに深い関係があると言われており、体内のさまざまな反応に利用される物質です。
またDNAを生成するのに関係があって、これが不足してしまうと貧血を起こしてしまうそうですね。
生活習慣病にも効果的
すっぽんと聞くとまずコラーゲンをイメージしますが、このように他にもさまざまな有効成分が入っているため、美容だけでなく健康のためにも効果があるわけです。
古くからすっぽんは健康食として用いられてきており、滋養強壮や疲労回復には特に高い評価を受けているのもうなずけますね。
すっぽんには、不飽和脂肪酸が豊富に含まれているため血液をサラサラにする効果が期待できます。
そんなすっぽんの効果の中でも特に注目されていのが生活習慣病改善効果です。
現在糖尿病患者が800万人を超えていると言われていますが、高脂血症や高血圧症などの生活習慣病はもはや国民病とも言えます。
それら生活習慣病対策を早急に行うことが求められていますが、すっぽんならその改善に役立てることができます。
最大のポイントと言えば不飽和脂肪酸が含まれていることでしょう。
すっぽんの中にはリノール酸の他に不飽和脂肪酸が多く含まれていて、これらの成分はドロドロ血をさらさらにしてくれます。
血液がドロドロだと糖尿病や動脈硬化、高血圧などの原因にもなります。
また、進行してしまうと脳卒中や心筋梗塞、神経障害を引き起こすリスクもあります。
スッポンの中にある不飽和脂肪酸は、そういった症状を予防する効果があるというからすごいですよね？
生活習慣を改善することも大切
ただ、いくら生活習慣病をすっぽんで予防できたと言っても、日ごろの生活習慣を改善することも大切です。
特に重要なのは食事ではないでしょうか？
食事は自分の好みが深く関係しているので、長期間改善されないことが多いです。
ですが、体に悪い食生活を送ることによって生活習慣病に繋がる可能性は高いです。
みなさんは次のような項目で日ごろ行っているものはありませんか？
・野菜は食べない
・ファストフードが好き
・味付けが濃い
・朝食を食べない
・夜食をよく食べる
・早食い
・・などです。
どれか一つくらいは思い当たることがあるのではないでしょうか？
血糖値と血圧、脂質については生活習慣病と深い関係があり、腹囲が大きくなっている場合も注意する必要がありそうです。
さらに、腹囲が大きくなるとメタボリックシンドロームと診断されます。
その理由は内蔵脂肪はお腹の周りにつきやすい脂肪だからですね。
そのためには健康診断を毎年欠かさず受けて頂き、そういった数値を前回と比べてみることが大切でしょう。
もし、気になる場合には問診で医師に相談してみることも大切です。
まとめ
いかがだったでしょうか？
すっぽんには健康に効果的な成分が豊富に含まれており、それを摂ることで生活習慣病を予防できることがお分かりいただけたかと思います。
ですが、それだけでは全く意味がありません。
ぜひ、日ごろの悪い生活習慣特に食習慣を見直していただき、心身共に健康な生活を送れるように努めてくださいね！
これらの生活習慣病は自覚症状がほとんどないか、かなり進行してから症状が現れるため、数年単位で比較して悪化していないかどうかを把握しておくことが重要なのです
